Amazon EchoはAmazon版のSiriか?

次々と新しいサービス手法を開発しているAmazon(アマゾン)社ですが、今回紹介する新しい機器もかなりユニークな存在です。

大手の通販会社であるため、結局のところは、自社から多数の商品を購入することを期待していることは当然です。

 

しかし、単にそれのみに拘ったのでは、面白いアイディアは生まれないようです。

今回紹介する新サービスも、ハードとクラウド上のサービスを上手に組み合わせたものです。

 

一般的には、インターネット経由で何かの商品を注文する際には、パソコンや、スマートフォンの画面で、一定の手順に従いながら操作を行って注文を確定します。

ところが、この新サービスでは、届いた機器を家の中に設置して、それに声をかけるだけで商品を注文できる形態を目指して開発されました。

単なる買い物だけに利用する通信端末ではありません。

 

生活に密接した各種の動作を、声のみで命令できるように設計されているため、家の中に設置するだけでヘルパーが一人増えたような状況となります。

それが「Amazon Echo(アマゾン・エコー)」です。

 

Amazon Echoとは?

現在の段階では、アメリカ国内に住んでいる人で、アマゾンの公式サイトから申し込んだ人のうち、招待メールを受け取った人が購入できる通信端末が必要となるサービスです。

届いた製品は、黒色で筒型のもので専用のリモコンが付属しています。

 

また、Wi-Fi環境に接続することで、パソコンや、スマートフォンなどから設定を行うようことができる設計となっています。

電源のオン・オフの必要はなく、常に声による指示を行うことが可能です。

実際に指示を行う前に、事前に設定済みの「ウェイク・ワード(呼び出し単語)」を発声することによって、その後に続く命令を実行するように設計されています。

 

この端末が、ウェイク・ワードを検知すると、ランプを点灯して命令を待っていることを利用者に知らせます。

命令に対する応答は、音声によって行います。

具体的には、音楽再生、ラジオのニュース、天気予報などの情報の音声による再生、アラームやタイマーのセット、Wikipediaを利用しての情報検索と、その結果の音声による再生、ショピングリストや、作業予定リストの追加など多種多様な命令に対応します。

 

この端末の先端には、合計7個のマイクが内蔵されているため、部屋のどこからの命令でも聞き取ることが可能です。

また、音楽再生中などでも、音声を認識できる技術を採用しているため、多少のノイズのある環境でもその影響を受けません。

 

Amazon Echoの性能

上記以外にも、無線接続の規格である「Bluetooth」に対応していますので、スマートフォンなどの端末と連携すれば、その中に保存されている音楽を再生することが可能です。

このように、多数の機能を利用できる端末ですが、実際に音声による命令に対して、この端末の機能をコントロールしているのはクラウド上にあるAmazon社のシステムです。

 

このような方法によって、比較的容易に新機能を追加したりシステムのメンテナンスを行ったりすることが可能です。

また、音声による命令を受けるたびに、その命令を録音することによって声の特徴を解析します。

その作業を繰り返すことによって、音声による命令に対する応答時間と精度を向上させることができるようになっています。

 

端末自体に内蔵されているスピーカーによって、360度無指向で音楽を届けることができるようになっています。

そのため、部屋のどこにいても、快適な環境で音楽を楽しむことが可能です。

将来的に、他社の提供しているサービスと連携することができれば、例えば部屋の照明や空調などの環境をコントロールする機能などの追加が期待できます。

かなりの可能性が感じられる新端末と、新サービスではないでしょうか?日本での早期の提供が非常に期待されます。

 

Amazon Echoが提供する未来

新しいアイディアが、新しい生活様式を誕生させる原動力になることがこれまでもありました。

この製品も、未来の生活様式を、一変させるだけの力を秘めているサービス、と言えるのではないでしょうか?

音声のみで、生活の全てをコントロールできるような世界が実現すればどれだけ便利になるでしょう。

 

他の作業をしながらでも、声で日常生活に必要な動作を全て行うことができれば時間の節約にもなりそうです。

そして、手作業でないとできない仕事に集中することによって、短時間で最高の結果を得ることが可能となります。