LTE、3G、WiMAXの選び方 速度・エリア・将来性の観点から解説

おおきくわけると、高速でモバイル通信ができるサービスは、LTE(エル・ティー・イー)、3G(スリージー)、WiMAX(ワイマックス)の三種類の回線にわけることができると思います。

はたして自分の利用環境では、どれが一番適しているのかを判断する材料が欲しいのが、正直なところだと思います。

この記事では、現在の利用環境と、不満に感じている部分に基づいて、一体どの回線が一番ふさわしいのかを判断できるようなヒントを記載しています。

 

LTE、3G、WiMAX、どれがいいの?(速度編)

通信速度に関しては、LTEとWiMAXがいい競争をしている状態です。

しかし、3Gが発展した規格であるHSPA+、DC-HSDPA等も健闘していますので、理論的な速度ではなく、実際の体感速度での使用感には、大きな違いはないと思われます。

理論上の速度でいうと、NTTドコモ提供のLTEサービスの「Xi」(クロッシィ)が一部のエリアで、下り150Mbpsを実現しています。

 

また、UQコミュニケーションズが提供しているWiMAX2+(ワイマックス・ツー・プラス、WiMAXの後継規格)が、下り110Mbpsのサービスを提供しています。3Gから発展した「3.5G」とも呼ばれる規格では、ワイモバイル(旧イーモバイル)が、下り42Mbpsのサービスを提供しています。

 

LTE、3G、WiMAX、どれがいいの?(エリア編)

2Gの資産を利用して発展した3Gが、今のところは、もっとも利用できるエリアが広いのは当然ですが、LTE、WiMAXも、かなりのペースで電波状況の改善をすすめています。

主に携帯電話のデータ通信回線であるLTEは、そのエリア外にでると、自動的に3G回線に切り替わることで、通信の遮断を防ぐことができます。

その点、WiMAXには、そのようにエリア外で、低速度にはなっても、なんとか通信できるようにする予備的な回線はありません。

 

ただし、WiMAX2+用の機器は、WiMAX2+のエリアからでると、自動的に通常のWiMAX回線に切り替えることができますし、機種によっては、LTEの回線へ自動で切り替えができる機能をもっているものもあります。

どのモバイル回線を選ぶにしても、回線を提供している各キャリアのホームページを確認する必要があります。

現在の提供エリア、将来の提供エリア、そして新しく採用された高速回線の提供予定エリアを確認したうえで契約することをおすすめします。

 

一例ですが、すでに提供されているWiMAX2+(WiMAXの後継規格、理論的な最高速は、下り110Mbps)の契約をしたとしても、自分の住んでいるエリアが、WiMAXのみが利用できるエリアであれば、当然のように、通信速度は、WiMAXの最高速である下り40Mbps以下となります。

現在住んでいる地域や、モバイル通信を利用したい場所が高速通信のサービスエリアに入る時期を確認したうえで、その時期になるまで待てるようなら待った方が良いでしょう。

特に、WiMAX2+で適用される毎月のデータ使用量による速度制限は、いまのところ、契約してから約2年間は適用されませんので、早めの契約はおすすめできません。

 

LTE、3G、WiMAX、どれがいいの?(将来性)

本来は、一つの規格のみを採用すれば話は早いと思いますが、実際には、その利用エリアや通信速度や、利用方法によって、いくつかの方式にわかれてしまうのが、通信規格の宿命なのかもしれません。

しかし、これまで以上にモバイル通信の必要性が増すことは、確実だと思います。

 

将来的にも、完全に通信規格が統一される時代はやってこないのではないかと思いますが、それぞれの時代で、自分自身の利用目的に合致した通信の手段をさがすことができれば、問題はありません。

次世代の通信規格である「4G」に採用されるLTE-Advanced(LTEの後継規格)とWiMAX2+(WiMAXの後継規格)の二つの型式が今後のモバイル通信の中心となっていくと思われますが、さらなる新規格が現れる可能性もあると思います。

最後に、通信サービスを選ぶには、その料金と、受ける利益のバランスがつり合うことが大事です。最新の規格に対応したサービスほど、キャンペーン等を利用しなければ、その受ける利益のわりには、料金が割高になるのではないでしょうか?