Bluetooth(ブルートゥース)で整理整頓

未だに、沢山のケーブル類がトグロを巻いている環境で、パソコンを利用している人が大多数だと思われます。

これだけ、通信関係の新技術が開発されても、パソコン周りの状況は10年前とほとんど変わっていないようです。

確かに、パソコンなどの電源をワイヤレス化するには、かなりの困難が伴うことは理解できます。

 

しかし、パソコンのすぐ側に置いてある機器との接続に使っている、USBケーブルの束くらいは何とかしたいところです。

このような欲求に対応できる方法の一つが、近距離で利用する無線規格である「Bluetooth(ブルートゥース)」です。

 

最近では、身の回りにある多くの機器が、この規格に対応しているようです。

それでは、実際にどのような場面で、この規格を利用することができるのでしょうか?

また、その性能は、どの程度のものでしょうか?

 

Bluetoothとは?

最大でも、数十メートル程度の近距離で、利用する無線規格で、2.4GHz帯の電波信号を使用しています。

主に、マウスや、キーボードなどのパソコンの周辺機器を、パソコンなどの通信端末と接続する手段として利用しています。

携帯電話などの通信端末を、ワイヤレスでパソコンと接続してデータ通信を行うために利用することなども可能です。

 

通信速度に付いては、最新のバージョンに対応している機器同士であれば、最大で24Mbpsの無線通信を行うことが可能となっています。

現在では、簡易な無線接続手段として、高く評価されることによって多様な分野で利用されるようになっています。

 

もともとは、規格を策定した企業の一つである、スウェーデンのエリクソン社の技術者によって命名されたそうです。

「青歯王」と呼ばれていたデンマークに実在した王様からヒントを得てこのような名称にしました。

複数の無線規格を、統一したい、と言う思いと、2つの国を統合した王様を重ね合わせることによってその理想を表現しているようです。

 

最初は、Intelや、IBMや、東芝などの5社が共同で策定した規格です。

現在では、Microsoftや、Appleなどが加わった9社によって、この規格は運営、管理されています。

 

Bluetoothでなにができる?

初めて、この規格に対応している機器を利用するときだけは、一定の手順で機器同士を認識させる必要があります。

これは、一方の機器を探索できるような状態にした後で、もう一方の機器から周辺にある接続可能な機器を探します。

すると、接続可能な機器の一覧が表示されますので、その中から目的の機器を選択します。

 

次に、パスキーの入力画面が出てきますので、もともと設定されているか、もしくは任意で決めたパスキーを入力することで最終的に接続が完了します。

このパスキーが最初から決まっている機器では、付属の取扱説明書の中に必要な情報が記載されています。

この接続動作の際に、現在の状態を表示できる青色のランプが付いている製品が多数提供されているようです。

 

通常であれば、一度接続が完了した機器同士の組み合わせであれば、再度、パスキーを入力して接続動作を行う必要はありません。

このパスキーの交換を「ペアリング」と呼んでいます。Bluetooth対応機器としては、パソコンの周辺機器以外の分野では、携帯電話を、ハンズフリーで利用できる製品などがよく知られています。

その他にも、カーナビとの連携によって、スマートフォンの中にある情報や、アプリの利用を、可能とするものや、オーディオシステムと連携することによって、各種の有線ケーブルを不要とする製品なども提供されています。

 

家庭内にある機器としては、ゲーム機のコントローラーの無線接続に利用されていたり、健康管理機器や補聴器、カメラなどの分野でもBluetoothは活躍しています。

基本的に、常に身近に置いて利用する機器とは、非常に相性が良い規格と言えます。

その機器のコンパクト化にも貢献することができる点もこの規格を採用する際の重要なポイントです。

 

Bluetoothは今後も必要?

ワイヤレスの規格と言うと、どうしても、遠くまで信号が届くこと、及び高速でのデータ通信が可能であること、と言うような条件を思い浮かべます。

しかし、このBluetoothのように、近距離での利用に限定された規格が、これだけ多くの分野で採用されている、と言うことをどう考えるべきでしょうか?

やはり、適材適所を考えて、新しいものを提案しない限り、成功は望めないと言う事になりそうです。