クラウド・バックアップ・サービスとは?

クラウドを利用する動機として、予想できるものとしては、やはりデータの保管によって必要となるコストを減らしたい、という希望ではないでしょうか?

重要なデータのコピーを保管していても、オリジナルのデータと同じ場所に置いているのでは意味がありません。

大災害によって、その建物全体が被害を受けることもありえます。

しかし、別の場所を借りるにはコストの面で問題があります。

 

クラウド上でデータを保管するサービスを「クラウド・バックアップ・サービス」と呼びます。

これは、それまで自前の設備を利用して、データのバックアップを行ってきた企業などが、その運用コストを下げることを目的として利用するサービスです。

実際に、どのような方法で、預かっているデータを保管しているのでしょうか?

そして、実際に、企業内に保管しているデータが消滅した場合には、どれくらいの時間で復旧することができるのでしょうか?

 

クラウド・バックアップ・サービスとは?

企業などで利用しているパソコンや、サーバなどの通信の中に存在している各種のデータを、インターネット経由で、遠隔地に保管することよって、万が一、企業内に保管しているデータが消滅した場合に、備えるサービスです。

通常は、データを保管する場所を複数用意して、同じデータをそれぞれの保管場所に保存しているようです。

企業の所在地で大災害などが発生しても、通常よりも、災害に強い設計となっているデータセンターで、データを守りぬくことができるように運営されています。

 

バックアップのために、専用の高速回線を引く方法がもっとも理想的ですが、コストの面を考えて一般に利用されている光回線などを利用してバックアップを行う方法も提供されています。

一般的なインターネット回線を利用する方が、コストも抑えることができますし、遠隔地でのバックアップにも対応することが可能です。

もちろん、バックアップ自体は、保存するデータを暗号化して行われますので、途中で情報が流出することはありません。

 

クラウド・バックアップ・サービスの効果

実際に、オリジナルデータを保存しているサーバなどに、問題が発生することによってデータが失われた場合、すぐに別のサーバや問題を解消した元のサーバへバックアップしたデータを復旧(リストア)する必要があります。

この場合に、全てのデータが復旧するまで、業務を正常に行うことが出来ないようでは困ります。

この点も、ファイル管理情報のみを復旧することによって、短時間で全てのデータへのアクセスを可能とするような仕組みが開発されています(例 日立システムズの安心バックアップサービス)。

 

データのバックアップの方法に付いては、使用しているパソコンなどに、専用のツールをインストールする方法と、企業内のネットワークに、バックアップ専用の外部記憶装置(VFP)を接続する方法があります。

VFPを利用する方法では、この装置へデータを保管すれば、自動的にインターネット経由で暗号化されたバックアップデータがデータセンターへ伝送されます。

このような方法であれば、よほどの天変地異でもない限り、重要なデータを、完全に喪失する可能性は皆無となります。

同じ程度の保守体制を、企業の負担で行うことを考えると、クラウドを利用することによるメリットは非常に大きなものとなります。

 

クラウド・バックアップ・サービスの価値

例に挙げた、日立システムズの提供しているサービスの料金は、パソコン向けのプランで、1台あたり月額1000円(税抜)となっています。

この金額は、バックアップするデータの容量によって異なります。

 

月額1000円では、最大で5GBのデータをバックアップすることが可能です。

これが、40GBのデータとなると、1台あたり月額4000円(税抜)となります。

 

この金額を、どう評価するかは各自の判断となりますが、このような手厚いサービスをこの金額で提供することは、多数の企業のデータバックアップを、1ヶ所で集中して行うことによって、初めて実現できることです。

日立システムズ 公式サイト http://www.hitachi-systems.com/index.html