Parallels DesktopでMac1台でWindowsも同時利用OK

Apple社の製品であるMacintoshが、CPUにIntel(インテル)社製のものを採用するようになってからすでに約8年経過しました。

それまでは、IBM社の製造しているCPUを搭載することで、独自性を出していた一連のMacintoshシリーズでした。

現在では、そのような面では、Windows OSを搭載している他社のパソコンとの違いはないように思えます。

 

しかし、搭載しているOSと、統一された思想に基づいてデザインされている、多数の製品によって、メーカーとしての独自性を主張しているのが現状です。

このようにIntel Mac(インテルマック)と呼ばれるようになった現在のMacintoshですが、他社のパソコンと同じCPUを使用することによって、それまで予想もできなかった機能を、提供することができるようになりました。

 

まずは、起動するたびに、Macintosh専用のOSである「OS X(マック・オーエス・テン)」と、これまでは、他社のパソコンで利用されていた「Windows OS」を選択して起動することができる「Boot Camp(ブートキャンプ)」と呼ばれる新しい機能です。

 

しかし、起動毎に利用するOSを選択するのではなく、同時に複数のOSを一つの画面の中で起動して、それぞれのOSを同時に使用できるアプリケーションも存在します。

それが、今回紹介するParallels Desktopです。

 

Parallels Desktopとは?

有料アプリケーションである「Parallels Desktop for Mac(パラレルズ・デスクトップ・フォー・マック)」は、CPUがIntel製であるMacintosh(Intel Mac)に対応した仮想マシン環境ソフトです。

市場価格では、約7000円前後で販売しているようです。

 

このアプリケーション以外にも、Windows OS自体を、用意する必要があります。

アプリの最新バージョン(Vir.10)では、Macintoshの最も新しいOSである、OS X 10.10(通称 Yosemite)に対応しています。

このアプリをインストールしたMacintoshでは、最新のWindows 8.1から、7、Vista、XP、Server及び95までの歴代のWindows OSや、更に古いWindows 3.1、MS-DOSなどの他にも、Linux、UNIX、Android OS、Chrome OS、Mac OS X Serverなどを、ゲストOSすることができます。

 

これらのゲストOSは、Macintoshに内蔵されているIntel製のCPUの能力が許す限りは、同時に、複数起動することが可能です。

Macintosh自体のCPUの能力による限界はありますが、同時に複数のOSを起動する事によって、1台のMacintoshであっても、その画面の中では、複数のOSを同時に利用することが可能です。

このような機能を持っている有料のアプリケーションは、CPUがインテル製に変わる前から他社製のものが、いくつか存在していました。

 

しかし、Macintosh本体にかかる負担が、相当大きなものであり、特に動画の再生などでは、Macintosh自体の操作に影響ができるような状態でした。

そのあたりの問題も、CPUがIntel製に変わることによって、仮想環境であっても、Windows OS専用のパソコンと比べて、遜色のない表示能力を実現することができました。

同時に複数のOSを起動できる状況が、いかに素晴らしい環境であるかは、少しでもパソコンに触った経験のある人ならば、理解できるのではないでしょうか?

 

Parallels Desktopのメリット

あるデータを暗号化して送信する際に、それを受け取る相手側の使用しているパソコンのOSが、送信する側のこちらとは異なるような場合があります。

果たして、送信したデータが、相手のパソコンの中で、無事に復元できるかどうか、と言う状況を想像して下さい。

このような場合に、相手の使用しているOSと同じタイプのOSを、同時に起動しておけば、そのデータが復元できるかどうかを事前に確認することが可能です。

その他にも、自分でWebサイトを作成している人が、全てのOS、全てのブラウザで、思った通りに表示できるかを、容易に確認することができます。

 

単に、自分のMacintoshの画面の中に、歴代のWindows OSが起動している様子を見て、ニンマリするも良し、実際に、趣味や、仕事に活かすも良しです。

念のためですが、仮想環境とは言っても、コンピューター・ウィルスなどのマルウェア(不正プログラム)に感染する可能性は、なくなりませんので必ずセキュリティ対策を行う必要があります。

すでに、メーカーのサポートが終了したOSを、仮想環境にインストールした時は、インターネットへの接続は遮断しておき、ネット接続以外の分野で有効利用することをお勧めします。

 

Parallels Desktopは必須アプリ?

手元に、購入はしたけれども、結局は使用していないWindows OSのインストールディスクがあるような人はいるでしょうか?

もしも、使っているMacintoshが、今回紹介したParallels Desktopに対応しているのであれば、このアプリケーションの利用を、検討してはどうでしょうか?

インターネット上で提供されている有料・無料のアプリケーションの中には、Windows専用のものが多数存在しています。

 

全てのアプリが、MacintoshのOSである「OS X」に対応する日は、やって来ないと思います。

これまでWindows専用のアプリだから、という理由で諦めていた経験がある人には、自分のMacintoshの可能性を、ぜひ活かして下さい。

 

最後に、このアプリを購入する際には、必ず所有しているMacintoshの型番が、このアプリに対応しているかどうかを、最初に確認する必要があります。

対応しているMacintoshの型番に付いては、公式サイト(http://www.parallels.com/jp/products/desktop/)で、確認できます。