Wi-Fi機器の賢い買い方 機器を選ぶ際に気を付けるべき重要事項

電気店の売り場に行くと、ビックリするくらいの種類のWiFi(ワイファイ)用機器が陳列されている光景を目にします。

各メーカーがこれでもかと高機能と低価格をうたい文句にした値札を並べています。

 

こういった状況を見ると、

「しかし、一体この値段の差はなんだろう?」「値段が2倍なら、機能も2倍なのかな?」

等々、色々な疑問をお持ちになると思います。

 

例えば、最新の機種と、1つ前のシリーズの機種では金額でみると「2倍程度の開き」があります。

こんな状況ではいったいどれを買えばよいのか分からなくなってしまいます。

この記事では、多種多様の機能を持っている無線LAN用の機器から、もっとも利用環境にふさわしいものを選択するポイントを分かりやすく紹介しています。

 

無線LAN機器は自分の環境に最も適したものを選ぶ

高価な機器を購入しても、使用しているパソコン等の仕様によっては、その能力を発揮できないこともあります。

そのため、最も自分の利用環境にピッタリくるタイプがどれなのかを選ぶことが重要になってきます。

この記事で「Wi-Fi(ワイファイ)」とは、「無線LAN」の規格のうち、無線LAN規格の制定を行っている米国電気電子学会が認定したものを「Wi-Fi」と呼んでいますが、記事を読みやすくするために、以後はすべて「Wi-Fi」に統一します。

 

Wi-Fi用の機器は相性が大切

最近の無線LAN用の機器の傾向として、大きく分けると遠くまでWi-Fi信号が届く「ハイパワータイプ」と標準タイプに分かれています

さらに、使用しているWiFi信号の規格が最新の「802.11ac」に対応しているものと、対応していないものにわかれています

 

最近のWi-Fi信号の規格であれば、通信速度の面で、それまでの規格の数倍以上の速度アップが期待できます。

「ハイパワー」で「802.11ac」に対応している無線親機(無線ルータ等)は高額になります。

 

では、これを購入すれば、いいのでしょうか?

現在使用しているパソコン等の仕様を確認していただき、対応しているWi-Fi信号の電波形式の中に「802.11ac」が入っていないと、この高額な機器を購入しても意味がありません

 

最も、インターネットへの接続自体は問題なく可能です。

なぜなら、メーカー側でも全てののパソコンが接続できることを目的として機器を販売していますので、過去に使用されていたWiFi信号の規格の大多数を利用できるように設計されているからです。

 

無線ルータ等の入っている箱(または取扱説明書)のどこかに、対応しているWi-Fiの規格として「802.11ac」以外にも「802.11a/802.11b/802.11g/802.11n」等の記載があれば、基本的にパソコンに内蔵されているか、外側につけてあるWiFi信号を送受信する子機に対応している可能性は高いと言えます。

 

802.11aの規格は注意が必要!

一点注意ですが、少し以前に購入したパソコンで「802.11a」のみに対応している場合は、無線LAN親機の対応しているWi-Fi信号の規格に「802.11a」が含まれていないと、Wi-Fi信号への接続ができません(802.11aとそれ以外では、使用する無線周波数帯が異なります。)。

 

「802.11ac」「802.11n」等の最近の規格に対応していないパソコンであっても、Wi-Fi信号の送受信ができる外付けの無線子機を購入して、取り付ければ、最新の規格に対応することが可能です。

USBに対応した無線子機は、比較的容易に取り付けができます。

 

Wi-Fi用機器は必要な機能のみを目安に選ぶ

上述の「ハイパワー」ですが、機種によっては通常のタイプよりも1.5倍以上の強さの電波を発信することができます。

しかし、同じ部屋の中に、パソコン等の接続用機器と無線親機が設置されていれば、強い電波を飛ばす必要はありませんので通常タイプでも十分です。

 

その他に、無線親機に接続したUSBプリンターを複数のパソコンや、スマーフォンから利用したり、同じく接続したハーディディスクの情報を、やはり複数のパソコン等で共有したり、といった機能をもっているタイプの無線親機もあります。

要は、対応していないWi-Fi信号の規格や、便利だけど利用する予定のない機能のために高額の商品を購入する必要はない、ということです。

 

購入する前に、お店の担当者に、使用する場所と、パソコン等の置き場所の位置関係や、どのような使用方法なのか(インターネット接続のみ、USBプリンターを共有したい、通信速度を優先したい等)と、使用しているパソコン等が対応しているWi-Fi信号の規格等の情報を伝えた上で、どれを購入すれば良いかを相談することをおすすめします。

 

使用しているパソコン等の対応しているWiFi信号の規格が取扱説明書等で判明しないときは、パソコン等の型番に基づいて、インターネットでそのメーカーのホームページを検索すれば分かります。

それでもわからないときは、ノートパソコンであれば、販売店の売り場にそれごと持っていくと解決します。

パソコン等の型番がわかれば、それを売り場の担当者に伝えてもいいのではないでしょうか。

 

リピータ機能を持つ機器を中継器として使う場合の注意点

無線LAN用の機器によっては、パソコンの置き場所と無線親機の設置場所がはなれている場合に備えて、さらに別の無線親機をその中間に設置することで、Wi-Fi信号を中継する機能(リピータ機能)を持っているものもあります。

無線親機が玄関に入ってすぐの場所に設置してあり、パソコン等の接続機器を使用する場所が、同じ階でも一番奥の部屋であったり、上の階の奥の部屋であったりすれば、どうしても1台の無線親機では、十分な電波レベルが期待できません。

たとえハイパワータイプの機器で、通常よりも強力なWi-Fi信号を飛ばしても、信号が十分に届かないときは、中継機としてもう1台の無線親機を設置する意味があります。

ここでも、一点注意ですが、中継機の機能をもっている機器をあとから購入する際には、かならず現在使用している無線親機のメーカーと型番から、中継機として利用できる機種であることを確認したうえで購入して下さい。

組み合わせを間違えると、同じメーカーの無線機器であっても中継機として利用できないことがあります。

 

Wi-Fi用機器を選ぶ際のポイント纏め

最後に、ここまでの情報を要約しますと…

これからWi-Fi用の機器(無線ルータ等)を購入するときは、必ず以下を確認して下さい。

  • 親機の設置場所
  • パソコン等の置き場所
  • 利用する機器それぞれが対応しているWi-Fi信号の規格等のスペック(仕様)

 

また、インターネット以外の利用を希望するかどうかも大事です(プリンターの共有等)。

それから購入する機器のタイプを決定すれば、高い買い物をしたのに結局意味がなかった、と、後で後悔する可能性は極端に低いものになると思います。