「Wi-Fi(ワイファイ)」とはそもそもなんだろう? 定義や歴史を確認

この記事では「Wi-Fi(ワイファイ)」の定義と基本動作、安全性などについてご紹介しています。

よく耳にする単語ですが、意外と意味は知らないでも、Wi-Fiについて分かりやすく解説しています。

 

Wi-Fiは無線LANの規格

Wi-Fiといった場合に、多くの方は「それは無線LANのことである」と言われます。

その判断は間違っておらず、広い意味では、Wi-Fiは無線LANの規格のうちの一つです。

定義についてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

無線LANとは?

無線LANとは、インターネット等を利用する際に、インターネット用のモデムなどから有線のケーブルをひっぱってくる手間を省くために、目には見えない電波を使って信号を送る仕組みです。

単純な話ですが、「線」がないので「無線」と呼んでいます。

英語では、ケーブル(Wire)がない(less)ためWireless(ワイヤレス)と呼んでいます。

無線LANという通信手段が誕生してしばらくの間は、無線LAN用の機器を製造する各メーカーは、それぞれ独自の規格で無線LANの電波を飛ばしていました。

 

しかし、それでは、同じメーカーの機器同士でないと、無線LANを利用することができません。

そこで、2000年3月から、それまでバラバラだった無線LANの規格を統一することにしました。

現在では、米国に本拠を置く業界団体である「Wi-Fi Alliance(ワイファイ・アライアンス)が一定の規格をみたしていると認定した場合に、その機器にWi-Fiのロゴをつける事ができます

 

そのため、Wi-Fi Alliance(ワイファイ・アライアンス)に認定を受けていない機器はWi-Fiとは名乗れません。

各メーカーが開発した新しい無線LANの規格は、どんなに優れた規格であっても、Wi-Fi Allianceの認定を受けるまでは、Wi-Fiのロゴをつけたり、「Wi-Fiに対応しています」と言って販売したりすることができません。

次の章では、Wi-Fi Allianceの認定を受けた無線LANの機器を利用すると仮定して話を続けます。

 

Wi-Fiの基本動作と安全性について

Wi-Fiの電波は、建物の構造と材質にもよりますが、一階と二階の床を超えて他の部屋まで届きますし隣の家まで届く事もあります。

例えば、マンションだと上の階、下の階からビュンビュンと電波が飛んできますので、パソコン等でWi-Fiの電波を探すと、簡単に他の部屋からの信号をキャッチすることができます。

Wi-Fi用の機器が誕生してすぐの時代は、Wi-Fiの電波を拾うことができる機器(Wi-Fiに対応したノートパソコン等)を持っている人が極端に少ないと言う事情がありました。

そのため、Wi-Fiの信号を暗号化せずにそのまま飛ばしている人がほとんどでした。

 

また、メーカーによっては、販売するWi-Fi用の機器が発信する電波に、パスワードを設定せずに販売していた時期がありました。

後から設定する機能はありましたが、その手間を考えてほとんどの購入者がパスワードを設定せずに利用をしていました。

ということは、その時代からWi-Fi用の機器を交換していないお宅では、相変わらず暗号化していないWi-Fiの信号がご近所まで届いている訳です

 

先述の通り、今では多くの方がWi-Fiを使っていますのでしかし、これはかなり危険な状態です

IPhone等の携帯電話さえもがWi-Fiの機能を持っている今の時代では、パスワードを設定せずに飛ばしているWi-Fiの信号を、見ず知らずの他人が無断で利用する可能性がかなり高いと言えます。

無断でインターネットに接続するまでなら、実質的な被害は微々たるものですが、多少の知識と経験があれば、他人のパソコンの中のデータをのぞいたり、最悪のケースではそのパソコンを乗っ取ったりする事も可能です。

そのため、Wi-Fiを使う際はまずは「パスワードをしっかり設定し安全性を確保する」ことを第一に考えましょう。

 

Wi-Fiのパスワードは出荷時点から厳重になっている

Wi-Fiの電波に設定するパスワードのことを話しましたが、このパスワードもかなりの早さで進歩を続けています。

 

まず、最近のWi-Fi用の機器では購入した段階ですでに厳重な方式のパスワードが設定されています

 

工場出荷時に設定されるパスワードも、以前は一部のメーカーでは極単純なものを設定していました。

これは、購入した人は「その単純なパスワードを自由に変えて下さいね」というスタンスです。

 

しかし、最近の初期パスワードは、かなり複雑なものとなりましたので、十分なセキュリティーレベルを保つことが可能です。

Wi-Fiが出始めた初期の頃に利用されていたパスワードの方式は、すでに十分なセキュリティを保つことができなくなっているため、現在では、更に強力なタイプのセキュリティ方式を使用したパスワードが利用されています。

そのため、最近機器を購入された方は、あまり深く考えなくても安全性は担保されていることが多いです。

 

Wi-Fiの通信速度は年々進化する

最近のWi-Fi用機器は機能的には、どんどん遠くに電波が届くようになってきました。

しかも通信速度も年々アップしています。

 

有線ケーブルを使った通信よりも速度的に優位に立つ日がやってくるのは、夢の世界の話ではないと思われます

 

問題は、かなり以前に購入したWi-Fi用の機器を、そのまま使い続けているお宅であり、もしかしたら、全くセキュリティ対策をしていない電波を飛ばしている可能性があります。

最新の機器は初期設定で安全性が確保されていますし、通信速度も劇的に速くなっています。

設定変更をしても良いですが、できれば最新のWi-Fi用の機器(無線ルータと呼ばれます)に交換することをおすすめします。

そうするだけで、たちまちWi-Fiに関する通信速度・セキュリティ上の不安が解消されます。