ハードディスクとは?

パソコンで作成したファイルの保存先として、一般的に利用されているのが「ハードディスク」です。

このような記録装置が存在しなければ、パソコンの電源をオフにした瞬間に、せっかく努力して完成させた作品のデータは消滅してしまいます。

しかし、電源を切っても、中身が消えないハードディスクの仕組みはどうなっているのでしょうか?

 

一度記憶したデータであっても、自由に消去したり、中身を変更したり、と言うような事さえできる、ハードディスクですが、パソコンの部品の中では、かなり重量があるようです。

これは、記録する方式に関係しているのでしょうか?

また、セキュリティ上は、パソコンの中で、最も重要な存在であるこのパーツは、パソコンを処分する時には、どのような方法で、データを消去すれば良いのでしょうか?

 

ハードディスクとは?

現在、一般的に利用されているハ?ドディスクは、分解すると、中に円盤状の記憶領域が複数格納されています。

これは、磁気体をぬりつけて、その上をほんの少しだけ浮いた状態で、データを書き込む磁気ヘッドが移動しながら、大容量のデータを書き込む仕組みです。

激しい衝撃を加えると、この磁気ヘッドが、円盤状の記憶部へ接触する事により、その部分のデータは破壊されてしまいます。

但し、最近では、衝突する前に、磁気ヘッドを避難させる機能が、搭載されている製品も、提供されています。

 

円盤が回転している状況で長期間利用するため、どうしても機械的な部分で、故障の発生する可能性があります。

外部からの衝撃だけではなく、細かいホコリの侵入や、円盤を円滑に回転させるために使用されている、ベアリングの摩耗などによる故障も予想されるところです。

それでも、多くのパソコンで利用されているのは、記憶容量に比べて、圧倒的に安いコストで、製品が提供されている事が一番の理由です。

 

すでに、次世代の保存用記録装置と評価されている、大容量で、機械的な可動部分がない「SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)」が登場しています。

その性能面では、すべての部分で、ハードディスクを超える性能を持っているSDDですが、唯一、提供されている製品の価格の点では、まだまだ、ハードディスクには及びません。

 

ハードディスクの注意点とは?

大事な情報であれば、常に、複数の記録装置へ保存しておく必要があります。

最近では、クラウド上で大容量のデータを保管する事が可能ですので、セキュリティ上は、そのようなサービスを利用する方が安心できます。

パソコンに自動バックアップの機能があれば、それを有効にして、外部の記録装置へ定期的なバックアップを行う方法も大変有効です。

 

また、パソコンに標準で搭載されている機能でも、構わないので、定期的にハードディスクの動作に問題がないかを、チェックする事もお勧めします。

このような習慣によって、早めにハードディスクの問題に、気がつく事が可能となります。

 

パソコンを新調したような場合に、問題となるのが、それまで利用していたパソコンの処分ですが、そのまま処分したのでは、中に入っているデータが流出する可能性があります。

単なるデータの消去方法では、後から比較的容易に復元する事が可能です。

最も、安心できる方法としては、パソコンを分解して、中に入っているハードディスクを取り出す方法です。

 

取り出したら、専用のケースに入れて、外部の記憶装置として利用する事もできます。これならば、データの流出を心配する事もありません。

どうしても、ハードディスク自体を廃棄する時は、中に入っている円盤状の部分に、ドリルで穴を開けるくらいの対応をすれば、情報流出などの問題は起こりません。

データの廃棄を保証してくれる業者を探す事ができれば、それが一番ですが、物理的に破壊する方法に敵う対策はありません。

 

ハードディスクはデータを入れておく金庫?

大事な情報を保管するハードディスクは、金庫ほど頑丈ではありません。

そのため、大事な情報であれば、バックアップを常に取る必要があります。

結構、手のかかる保管場所と言えます。

 

しかし、そのような状況に対応する必要が存在した事が、結果として、データを安全に守る技術が、進歩するきっかけになった、とも言えます。

今後、新しいタイプの外部記憶装置が、一般的に利用されるようになったとしても、情報を入れておく金庫の管理には、ある程度の神経を使う必要があります。