bit(ビット)とは?

どんなに大きな星も、最初は小さなチリが集まるところからスタートします。

デジタルの世界も、最初は、小さな単位である「bit(ビット)」から計算が開始されます。

この単位は、これまでも、これからも、もっとも小さくて、もっとも重要な単位の一つであり続ける事でしょう。

 

しかし、この単位は、どのような経緯で「bit」と呼ばれるようになったのでしょうか?

何らかの略称なのでしょうか?

この記事を最後まで読んでいくと、bitがもっと身近な存在になるかも知れません。

 

bitとは?

bitの誕生日は、どうやら「1947年1月9日」のようです。この日、アメリカのベル研究所で、一つのメモが書かれました。

その内容としては「これからは、binary digitを、短縮して、bitとする」と記載されていました。この「binary digit」とは、一般的には、0と1を使用する二進数字の事を言います。

別の単位である「Byte(バイト)」と区別するために、小文字の「b」を使用して表記します。

Byteは、大文字の「B」を使用します。bit(ビット)が8個で、1Byte(バイト)となります。こちらも大変重要な単位の一つです。

 

コンピューターが扱う事ができる情報の最小単位は、2つの選択肢から、1つを選択する事ができる、1bitとなります。

このような仕組みであれば、xbitの情報によって、2のx乗個までの選択肢を用意する事ができる、と言う計算になります。

5bitの情報では、選択肢は最大で、32個となります。当然ですが、bit数が多くなればなるほど、沢山の情報を表示する事ができます。

日本語の漢字や、平仮名などは、2Byte(16bit)の情報によって、1文字を表示する事ができるため「2バイト文字」とも呼ばれています。

 

bitからはじまる世界

コンピューターの処理速度を表現する際に「64bit」と記載のある事を知っているでしょうか?

これは、2の64乗のデータを同時に処理できる事を表しています。

つまり、先ほどの話からすると、18446744073709551616個の選択肢を持っている情報を同時に処理できる、と言う事になります。

 

この処理能力に付いては、これまでのコンピューターが、32bitの処理能力を持っていましたので、これが64bitになると、単純計算で32bitの2の32倍(=約40億倍)のデータを同時に扱う事が可能となります。

利用するアプリケーションも含めて、64bitに対応している必要がありますので、今のところ全てのコンピューターが64bitのみに対応している訳ではありません。

 

処理速度の驚異的な進歩によって、一昔前であれば、軽く数億円の価値があったスーパーコンピューターの処理速度を、一般家庭でも購入できるパソコンが実現してしまいました。

これからも、この進化は止まらないと思われますが、単に処理速度だけが進んだ訳ではありません。

一部の専門家のみが利用する事が可能であった、コンピューターの操作も、現在では、誰でも簡単に操作できるようなシステムに変わりました。

そのため、次々と、便利なアプリケーションも登場しました。沢山の人が関係するほど、その分野の進化のスピードが早まるようです。

 

bitは小さくて大きな一歩?

これで、今までよりも「bit」に親しみが湧いたのではないでしょうか?

小さなチリが集まって、星になって、更に銀河になったように、0と1で構成されたbitが、今のコンピューターの世界をつくり上げました。

宇宙と同じように、まだまだ拡大していく世界です。

いつかは、宇宙の謎をほとんど解明する事ができるような、存在になるかもしれません。