Face in(フェースイン)で顔パスOK

IDと、パスワードによるセキュリティ対策には、どうしても限度があります。

パスワード自体の管理をどうするか、と言う問題があるからです。

また、パスワードがあまりにも単純なものでは、意味がありませんが、逆に複雑すぎるものでも、ログインに時間がかかり過ぎてしまいます。

ログインをスムーズに行いながら、なおかつ、セキュリティ対策としてのレベルを高くする方法があれば、この問題を解決する事ができます。

 

そこで、人間が持っている独自の情報として指紋や、声紋を利用する方法が考案されました。

これ以外の部分でも、それぞれが固有に持っているものとして「顔」があります。

ログインの際に、記録にある「顔」情報から、本当に本人の顔であるかを確認する事で、本人認証を行うシステムが、今回紹介する「Face in(フェースイン)」と言うサービスです。

本人確認により、ログインできるだけでも大変な進歩ですが、本人に関する登録情報により、新たなサービスの提供を行う事も可能となります。

 

Face inとは?

Face inは、電通と、電通テックが、NECの顔認証の技術である「NeoFace」を応用して開発したシステムです。

このシステムでは、人の顔の特徴を登録、管理できるデータベースと、顔認証に対応したアプリケーションや、Webコンテンツによって利用する事ができます。

 

これとは別にシステム管理者が存在しています。単なるセキュリティ対策としての機能以外にも、独自の機能を提供しています。

それは、このデータベースに追加されている本人に関する情報の内容によります。

特に、広告の分野では、興味のない人にも同じ内容の広告を表示する事により、無駄なコストをかけたくない、と言う企業の希望に答えるサービスとなっています。

 

このシステムでは、店舗や、イベントの会場などに設置したカメラの前に立って、顔の認証を行う事で、そのユーザー個人に向けられたメッセージなどを表示する事が可能です。

この機能を使えば、単にイベントでの入場者の確認だけではなく、屋外の広告において、そのユーザーの為に編集された内容で、情報を発信する事ができます。

また、店舗内でも、入店した顧客の顔によって、過去の対応内容や、好みなどをすぐに確認する事ができるようになります。

 

その情報に基づいて、より有効な接客を行う事ができます。特定の分野に興味を持っている事が、事前に分かっていれば、無駄な提案をする必要がなくなります。

また、ユーザーの側でも、最初から核心に迫った提案が来た方が、時間を有効に利用する事ができます。

 

Face inはどこがすごい?

指紋を利用した認証のように、ユーザーが一定の動作をとることなく、自動的に認証する事ができる顔認証は、セキュリティ対策としても大変優れたものです。

それ以外の分野でも、有効に利用すれば、顧客管理や、顧客サービスの質の向上に利用する事ができる可能性が存在しています。

これまでのセキュリティ対策は、ある程度の負担を、利用者に強いるものが多かったと思いますが、その点ではかなり進歩した手法と言えるのではないでしょうか?

 

既に、イベントや、野外広告での実験には成功しているとの事ですので、近い将来には一般的に利用されるサービスとなりそうです。

可能性としては、現在では暗証番号を入れたり、専用の磁気カードなどを利用したりしている、マンションなどのオートロックの代わりに導入する事により、現在よりもセキュリティ対策としてのレベルを、アップする事ができそうな技術です。

Webサイトや、独自に開発したアプリケーションでの利用が容易であれば、これからもあらゆる分野で、多様な利用方法が考案される事が予想されます。

 

Face inで安心?

これまでの認証方法にあった問題をほぼ解決する事ができそうな新技術です。

また、パスワードなどが存在しない事により、管理に神経を使う必要ありません。

顔認証では、本人特有の情報で、保存の必要がない顔情報をパスワードの代わりに利用する訳ですから、セキュリティ対策の上では、これまでの方式に比べると非常に優れたものとなります。

この手法にプラスして、声や、指紋などによる他の認証方式を併用する事で更に高度な対策をとる事が可能となります。