子供とネット・トラブル

インターネットの利用がスタートした当初は、あくでもパソコンを持っている一部の人が利用している通信手段でしたので、子供が利用する余地はほとんどありませんでした。

ところが、状況は一変したようです。

 

現在では、小学生でさえ、パソコン以外の通信端末であるゲーム機や、スマートフォンのなどにより、簡単にインターネットを経由して各種のサービスを利用する事が可能となりました。

それまでは、法的に単独で契約を結ぶ事ができる人により利用されてきた、売買方法では、購入する際の年齢認証はあくまで自己申告で行ってきました。

売買のたびに、免許証などのコピーを送信すれば良いのかも知れませんが、件数が増えるとそれでは時間がかかり過ぎます。

 

もともと、欲しい商品が、すぐに手に入るところが、ネットを利用した売買の良いところです。

これまでは、それなりの年齢で、最低限の常識を持っている人が、利用することを前提として提供されていたネット上の販売形式です。

そこへ未成年者が参加する事の危険性は、誰でも予想できるものです。

 

未成年者によるネットの利用により、問題が発生しないようにする仕組みが完全とはとても言えない現状では、保護者による監視が不可欠のようです。

しかし、保護者の側がインターネットを利用した経験がなければそれも難しい相談です。

 

ネット・トラブルとは?

保護者の知らない間に、高額の商品や、サービスを申し込む事により発生するトラブルは、インターネットが誕生する前から起こっていた事です。

しかし、インターネットでは、対面販売とは異なり、購入する際の年齢認証があくまで契約者の自己申告によります。

そのため実質的には、自動販売機のボタンを押すのと変わらない感覚で、高額な商品を購入する事が可能となっています。

自分の行っている行為による金銭的な負担と、申し込んでいるサービスは、本当に価値があり自分に損害を与えるものではない事を感覚的に判断できる能力を備えている必要があります。

 

契約上の問題とは異なる分野ですが、インターネットが、人と人のネットワークの延長であるため、それまで目の前の相手に対して行っていた言葉による暴力が、単に形を変えて行われている現状もあります。

多数の人が利用しているネットワークの世界では、一人の人を目標とする攻撃が、いつの間にか多数の人に拡散するところが特徴とも言えます。

攻撃する側が予想していたよりも、はるかに大きな攻撃となる事により、その攻撃をした人を非難する動きもまた大きなものとなってしまいます。

 

ネットトラブルの対策

ネットワークに関係する仕事をしている人ほど、自分の子供のネット利用には厳しい態度で臨む傾向があるようです。

仕事でネットの特性を知っている人ほど、その危険性を熟知していると言う事でしょうか?

実際に、子供がある程度の年齢になれば、将来の就職の事も考えてネットの利用を解禁する時期がやってきます。

問題は、その段階でどのような教育を行うのか、と言う事ではないでしょうか?

 

現在の保護者が子供に行う道徳教育には、これから趣味や仕事で半永久的に利用する事になる、インターネットを含めたネットワーク全般に関する最低限の知識と、モラルを教える時間が不可欠です。

これは、挨拶をしたり、お礼をしたり、手紙を出す際に宛先を書いたり、と言った日常生活に必要な最低限のルールと根本的には同じものです。

そのために、保護者にもネットに利用に関する最低限の知識が必要になります。

 

ネットトラブルとの付き合い

どのように慎重にインターネットを利用していても、まったくトラブルなしでネット経由のサービスを利用できる保証はありません。

記憶にない相手からの電子メールが届く事もありますし、いきなり高額の料金を請求する画面が開いたりするのが、現在のインターネットの世界です。

事前に、保護者から、このような場合の対応について、簡単なレクチャーを行っておけば、深刻なトラブルに発展する事もありません。

 

やはり、事前の対策が、最も効果的であると言えます。

将来、インターネットの世界にデビューする子供がいる人は、自分自身もネットのトラブルに対する正しい対応方法を身につけておく必要がありそうです。