ソーシャルゲームの中毒性・リアルマネートレーディング(RTM)の現状

昔、流行していたゲームは、あくまで個人が楽しむ手段でしたが、現在のゲームではその当たり前であったはずの性質がかなり変化しているようです。

最近のゲームの特徴としては、特別な機器を用意しなくても、インターネットへ接続する事ができれば、すぐに初めることが出来るタイプが増えてきました。

ゲーム機を購入する必要がない分だけ、身近な存在となった各種のゲームです。

 

簡単に初める事が出来る、と言う事は、最初は、単なる時間つぶしで気軽にゲームの世界へ入る人の割合が多い、とも言えます。

そして、インターネットを経由する事で、他のゲームユーザーとの結びつき(ネットワーク)が生まれる事も、簡単に卒業できない原因の一つなのかも知れません。

 

ソーシャルゲームとは?

「ソーシャルゲーム」とは、一般的には、LINE、Face bookなどの会員制のサービスであるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で提供されているオンラインゲームの事を指します。

しかし、現在では、携帯電話や、スマートフォン向けのサービスを含めて、ソーシャルゲームと表現されているようです。

特徴は、専用のソフトウェアを必要としないか、通常のWebブラウザと、無料で取得できるSNSのアカウントさえあれば、すぐに始める事ができる点です。

携帯電話や、スマートフォンでは、簡単にアプリをインストールする事ができるため利用を開始する事自体には高いハードルがありません。

 

利用料金は不要ですが、そのゲームの中で、有料のサービスを提供している場合が多いようです。

本来は、無料でも楽しめるはずですが、有料のアイテムを購入する事で、更なる楽しさを感じるように設計されているのは、提供しているのが企業である事を考えると当然の事かもしれません。

問題は、その魅力に勝てる程度に自制心を持っている人だけが、このようなサービスを利用している訳ではない、という事です。

 

ソーシャルゲームはまるとどうなる?

日本では、ゲームの魅力に抵抗力のない未成年者が、アイテムを購入する事により、後から高額の請求を受けるケースが多数発生しました。

そして、ゲームを提供している業界の自主規制が開始されました。

2012年11月には、ソーシャルゲーム協会、と言う名称の業界団体も設立されました。

 

更に、現在では、この有料で取得したアイテムを、ゲームを提供している側とは関係のないところで、現実の金銭を対価として売買する行為も、広く行われているようです。

このような行為は「リアルマネートレーディング(RTM)と呼ばれています。

 

ほとんどのオンラインゲームでは、RTMを禁止していますので、発覚すると、利用規約違反として、強制的にアカウントを停止される事になります。

このような事情を悪利用して、アイテムの対価をだまし取る手口の詐欺も発生しています。

 

現在のゲームは、ネットワークを経由して、友達と連携する事ができる機能があるところが特徴です。

これにプラスして、有料のアイテムを持つ事による、他のユーザーに対する優位性などが合わさる事により、簡単にはこの世界から抜ける事ができなくなるような要素を、ゲームの設計者が盛り込んでいます。

もはや、自分の意思だけでは、簡単にゲームをやめる事ができない仕組みとなっているのが現状です。

 

ソーシャルゲームとのつきあい方

ソーシャルゲームは、個人的な趣味を越えた一種の交流の手段としての要素を持っているようです。

また、それぞれのゲームが、抵抗なく有料アイテムを購入するような流れを演出していますので、ゲームの魅力に抵抗力のない未成年者などには、一定の歯止めが必要と思われます。

業界団体でも、その当たりの対応をしているようですが、やはり、家族による監視が最も有効です。

また、未成年者の利用しているスマートフォンなどの通信端末の設定を変更する事により、簡単には有料アイテムの購入などができないようするなどの対策が必要ではないでしょうか。