ギガらくWi-Fiはオフィスを変革する原動力になるか?

ある程度の規模の企業になると、オフィス内のネットワークや、パソコンなどの通信端末の管理を専門に担当するIT管理者が存在しています。

しかし、実際には、他の業務を兼任していたり、あまりITのスキルが高くない人が担当していたり、といった状況であることが多いのではないでしょうか?

一人の担当者が専業で対応するには、人件費の面でハードルが高い、という事情もあります。

そうなると、他の部署であっても、多少は通信関係に明るい人が、兼業で対応しているのが、中小企業での現状ではないでしょうか?

 

しかし、現在の企業にとっては、一瞬でもネットワークがダウンするような事態は許されません。

どうしても専門的な知識を持っている担当者が、ヘルプデスクや、障害対応の担当者として必要になります。

このような要求に応じるサービスが「ギガらくWi-Fi」と呼ばれるサービスです。

 

このサービスを利用すれば、安い料金で、セキュリティ対策も万全な状態のWi-Fi環境を利用することができます。

また、何かトラブルが発生した時や、その兆候が現れた時は、クラウド経由で、ネットワークの専門家が対応してくれます。

おまけに、Wi-Fi環境に関する質問に答えてくれるヘルプデスクも代行してくれます。

このようなサービスが、一体どの程度の料金で利用できるのでしょうか。ネットワーク管理者が決まっていない会社の経営者には、非常に気になるところです。

 

ギガらくWi-Fiはこんなサービス

「ギガらくWi-Fi(ワイファイ)」のサービスは、通信大手のNTT東日本と、世界最大のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズが共同して、12月1日から提供を開始するサービスです。

このサービスでは、必要な設定を行った無線親機(Wi-Fiアクセスポイント)を宅配便で送付する方式で、Wi-Fi環境を構築します。

 

届いた通信機器を、インターネットへ接続されている既設のネットワークへ接続するだけで、準備は完了です。

基本的に、ネットワークの設定を変更する必要がありません。

このサービスの利用料金は、1台のアクセスポイント毎に、税抜2980円(ベーシックプラン)、又は4480円(ハイエンドプラン)となります。

 

ギガらくWi-Fiはこれが特徴

このサービスでは、現在のWi-Fi環境の状況を、クラウド経由で常に監視しているため、迅速にトラブルに対応することが可能です。

実際のトラブル発生時には、クラウド経由で障害対応のプロが問題を解決します。

1台のWi-Fiアクセスポイント毎に、30から50台のパソコンなどの通信端末を接続することができます。

 

使用しているWi-Fiの規格は「IEEE802.11a/b/g/n/ac」となりますので、現在一般的に利用されているWi-Fi規格を全てカバーしています。

そして、最新のWi-Fi規格であるIEEE802.11acに対応していますので、最大で1.3Gbpsの通信速度で快適なデータ通信を行う事ができます。

 

また、来客者のそれぞれに応じてSSIDを発行したり、来訪者が社内システムにアクセスすることを防いだりする事が可能です。

その他、部署ごとにアクセスできる情報を制限するような対応もできます。

企業の業務拡張に合わせて、契約するアクセスポイントの数を増やすことができますので、これまでのように、人件費や設備に対して、必要以上に高額のコストをかけてネットワークの構築と、管理を行う必要がありません。

場所的に離れているオフィスのWi-Fi環境を、クラウドで統一して管理することもできます。

 

ギガらくWi-Fiは頼もしい存在になるか?

上記のサービス内容以外にも、Wi-Fiの電波信号の渋滞を防ぎながらも、もっとも通信に利用される周波数帯を有効利用して、高速のデータ通信ができるように調整を行うことや、ヘルプデスク代行として、通信端末の追加や、Wi-Fiの接続設定などの質問に答える業務などを、年中無休(9時から21時まで)で提供する点なども特徴です。

 

ハイエンドプランでは、以上の対応にプラスして、複数のWi-Fiアクセスポイント同士を、無線LANで接続して拡張(無線マルチホップ)する機能や、セキュリティ対策の更なるレベルアップや、通信環境のパフォーマンスを最適化する機能を追加します。

一人のIT管理者を専属で置く場合に必要となる人件費を考えると、かなり魅力的な内容のサービスと言えるのではないでしょうか?