プロキシサーバとは?

インターネットとは、簡単に表現すれば、必要とする情報が詰まっている他人のコンピューター(サーバ)へ、ネットワークを経由して、自分のパソコンなどの通信端末を接続する行為です。

当然、相手のパソコンに存在する脅威にも触ってしまう可能性がありますのでその対策が必要となります。

利用している通信端末には、セキュリティ対策を行う必要があることは今では常識です。

それでも、完全に安全です、とは言えないところが、現在のインターネット全体の利用環境です。

 

では、現在よりも更にセキュリティ面でのレベルアップと、通信速度の向上を実現する方法はないものでしょうか?

その答えとして、100点満点の回答になるのかは疑問ですが、少なくとも、今よりは、改善する方法があるようです。

それは、プロキシサーバを利用する事です。企業内のネットワークであれば、すでにこの設備が設置されているのではないでしょうか?

 

プロキシサーバとは?

「プロキシサーバ(proxy server)」とは、インターネットへ直接接続することによる幾つかの問題を解決するために、通信端末と、インターネット経由で接続する相手先のサーバとの間で、通信を中継するサーバです。「プロキシ(Proxy)」とは、「代理」を意味する単語です。

このプロキシサーバの存在により、どのような効果が期待できるのでしょうか?

 

プロキシサーバを利用するメリットとしては、大きく分けると二つの効果を上げる事が出来ます。

一つは、中間にあるサーバに一度閲覧したウェブサイトの情報が蓄積されることによるサイトの表示の高速化です。

企業などで複数のパソコンなどの通信端末を利用している場合は、他の通信端末で閲覧したサイトの情報も、中間のプロキシサーバへ保存されていますので、端末の数が増えるほど、この効果が上がります。

その他にも、目的とするサーバへ直接接続する場合に利用している回線の通信速度が低速である場合には、プロキシサーバを利用することで、高速な通信回線を利用することができれば、通信速度自体の向上が期待できます。

 

プロキシサーバで安心

プロキシサーバを利用する二つ目のメリットとしては、セキュリティ対策のレベルアップ効果をあげる事が出来ます。

目的とするサーバへ直接接続する方法ではなく、一度中間にあるプロキシサーバを経由することで情報が一度中間サーバに届きます。

その段階で、ウィルス感染の有無や、その他の有害な情報が混ざっていないかを確認した後で、その情報を本来必要としている通信端末へ届けることが可能です。

これならば、ネットワークに接続された通信端末を、水際でまもることができます。

 

もう一点のセキュリティ上の長所としては、プロキシサーバが中間に介在することで、接続相手のサーバの管理者に、ネットワーク内に接続されている通信端末の情報を知られる可能性がなくなる点をあげる事が出来ます。

通常、直接サーバへ接続すると、IPアドレスや、パソコンのブラウザの情報や、利用しているプロバイダなどの情報が、接続先のウェブサイトを運営している管理者に伝わります。

ところが、中間にプロキシサーバが存在するとその中間サーバの情報が相手へ伝わりますので、こちら側で使用している通信端末に関する情報を知られる可能性がなくなります。

 

プロキシサーバは強力な番人です

非常に強力な効果を期待できるプロキシサーバですが、インターネット上には、特に表示速度を向上する部分に特化したプロキシサーバを無料で提供しているところがあるようです。

インターネットを閲覧しているブラウザの設定を変更して、プロキシサーバのIPアドレスと、ポート番号を入力することで設定は完了です。

しかし、一時的であっても、通信の経路に無料の中間サーバがはいることに不安を感じる人は、有料のサービスを利用することも可能です。

日本では、インターリンク社が「セカイVPN」というサービスを提供しているようです。

 

企業内のネットワークであれば、すでにプロキシサーバが設置されている可能性があります。

すでに設置済みであれば、さらにプロキシサーバを利用する必要はありません。

プロキシサーバを利用していても、ウィルス感染などの可能性が完全になくなる訳ではありませんので、セキュリティ対策ソフトをインストールすることは必要です。