WEBフィルタリングは有効ですか?

アドレス(URL)さえ間違っていなければ、世界中のどこにあるサーバの情報でも見つけることができるところが、インターネットの主要な機能の一つです。

しかし、その機能は、例えリンク先に有害な情報があるような場合でも同様に働きます。

通常は、リンク先にある情報の内容は、実際にそのウェブサイトを開いて確認することでしか知る手段がありません。

 

しかし、そのウェブサイトのタイトルで判断することができれば、その中まで入らなくても、有害な情報が存在するところだとわかります。

また、一度そのページを訪問した人が、有害なページであることを報告していれば、その情報に基づいて自動的にそのページが開かないようにする対策ソフトを提供することが可能となります。

このようなウェブ対策を「WEBフィルタリング」と呼んでいます。

 

WEBフィルタリングとは?

WEBフィルタリングソフトにより、特定の有害な情報を提供しているウェブサイトへのアクセスを禁止することが可能です。

一般的には、アダルトサイトや、犯罪を誘発する可能性があるサイトや、掲示板などが該当します。

WEBフィルタリングソフトは、専用ソフトによって、最初からアクセスを禁止するウェブサイトのデータベースが用意されているタイプと、一定の単語を使用しているかどうかを自動的に検索して、アクセスを許すかどうかを判断するタイプに分かれます。

 

もちらん、そのWEBフィルタリングソフトの設定を変更することで、新たにアクセスを禁止したいサイトを登録することも可能です。

また、禁止する規準を緩めたりする設定変更などもできます。

制限の対象となる通信端末の使用者の年齢によって、制限の範囲を変更するような機能を持っているソフトもあります。

日本の政府も、政府のIT安心会議において、フィルタリングソフトの普及とプロバイダなどによる自主規制の支援などをすすめることを決定しています。

 

WEBフィルタリングの種類

大きく分けると、事前にその通信サービスを提供している事業者などが、ウェブサイトの内容をチェックして、接続できるサイトを決めておく方法(URLフィルタリング)と、毎回ウェブサイトの内容をリアルタイムにチェックする方法(動的コンテンツフィルタリング)があります。

 

前者も、それぞれのサイトの安全性を格付けした情報に基づくものや、問題のある特定のサイトを登録しておくブラックリスト方式(実用性を評価して採用している企業が多い。)、問題のないサイトを登録しておくホワイトリスト方式(携帯電話各社が採用しています。)などがあります。

 

リアルタイムでサイトの内容をチェックする動的コンテンツフィルタリングの長所としては、掲示板などのように、動的に内容が変化するサイトのフィルタリングが可能である点です。

この手法は、URLフィルタリングと併用されることもあります。URLフィルタリング単独では、登録した後で、そのサイトの内容が変わったとしても、すぐには反映することができません。

それまで問題のなかったサイトへ問題のある内容が書き込まれた場合のチェックや、新しくはじまったウェブサイトの中身のチェックなどをすぐに行う事は困難です。

 

動的コンテンツフィルタリングの短所をあげるとしたら、ある単語が使用されていれば、常にそのサイトをアクセス禁止にする、という単純な設定では、安全なサイトへのアクセスまでを禁止してしまう可能性がある点です。

この点は、フィルタリングの精度を上げる事の出来る高度な技術を採用することで、将来的には回避できる問題です。

 

WEBフィルタリングで大丈夫?

基本的には、携帯電話を提供している通信会社の用意しているWEBフィルタリングの機能や、各メーカーの提供しているフィルタリング用の有料ソフトの利用により、一定の安全度は確保できるようです。

しかし、フィルタリングの手法毎に一定の問題点が存在することも事実です。

実際に、家族や、自分が、フィルタリングによる制限がある状態で、インターネットを利用してみることをおすすめします。

 

意図的に、有害情報へアクセスしようとする時に、どのような反応をするかを確認すれば、そのフィルタリングの有効性が確認にできると思います。

もしも、その制限が緩すぎると思ったときや、逆に問題のないはずの用語で検索してもウェブサイトへの接続が遮断されるような時は、設定条件を変更することで問題は解決します。

 

完全にWEBフィルタリングなどの機能を信用するのではなく、その結果に問題があると思った時は手動で設定を変更する必要があるようです。

いくつかの設定変更により、その家庭毎に存在するインターネット利用上のルールに適合した内容のフィルタリングのルールが完成するはずです。

機械的に判断して、アクセスできるサイトを決定しているにすぎない、これらの機能では100パーセントの精度を期待することはできません。

自動で判断するWEBフィルタリング機能と、保護者の目でサイトの中身を判断することによる人的なフィルタリングの両面で規制することが、もっとも高度なWEBフィルタリングではないでしょうか。