ネットのエチケット「ネチケット」

単に、インターネット上のウェブページを見るだけなら、だれに迷惑をかけることもありません。

また、メールなどでメッセージを交換さえしなければ、誰かにひどいことをいわれることもありません。

しかし、実際には、インターネットを有効に利用するには、ある程度の対人スキルが必要と思われます。

 

手紙を書く際には、それ相応のルールがあります。電話をかけるときも同様です。

しかし、インターネット上の対話については、どうでしょうか。どのような方法で、相手にメッセージを送ればよいのでしょうか。一体、その基準は何でしょうか?

 

ネチケットとは?

「インターネット上のエチケット」を省略して「ネチケット」と呼びます。

「ネットマナー」や「ネチケ」などとも呼びます。

このネチケットは、インターネット上で他人との対話をするときや、電子メールの利用などでメッセージのやり取りをする際などに必要となるルールです。

 

しかし、基本的には実生活でも必要とされるレベルの最低限のルールにすぎません。

ただし、ネチケットの場合には、インターネットを含めた、コンピューターなどの通信方法に特有の技術的な問題を防ぐ目的で、決められているルールも幾つか存在します。

 

ネチケット特有のルールについては、基本的に、通信障害を防ぐ目的のものが多数をしめます。

一つのネットワークを多数の人が利用することに基づくネチケットも存在します。

一人の人の行為により、他の人が迷惑することのないようにルールを決める点では、普段の日常生活で必要とされる最低限のルールと、何らの違いはありません。

 

ネチケットの具体例

まずは、通信端末の使用環境にもとづくルールとして、そのパソコンの機種に依存している文字を利用して電子メールを送信しない、というものがあります。

また、若者特有の凝った表現を正式な内容のメールでは使用しないというものもあります。

その他、適当なところで改行や、スペースをいれることにより、文章全体を読みやすくする、というルールもあります。

 

掲示板などに、匿名で投稿するさいには、極端な内容の文章は控えることも、ネチケットの一つです。

掲示板に、同じ文章を何度も書き込む行為も、好ましくない行為です。また、インターネットの世界だけの問題でもありませんが、他人の個人情報を掲示板に書き込む行為は、ルールというよりも、法律に違反する行為です。

 

他人の書いた文章を、自分の文章として、発表する行為も同様です。

他人に迷惑をかけることからネチケット違反となる行為の筆頭は、コンピューターウィルスなどのマルウェア(不正プログラム)に感染したパソコン、またはセキュリティ対策をしていないパソコンを使って、インターネットを利用する行為です。

その通信端末を経由して他人のパソコンなどにマルウェアを感染させる可能性がある以上は控えるべきです。

すでに、パソコンで使用しているOSのサポート期間が終了している場合も同様です。

 

大容量の添付ファイルをメールに添付して送信する行為も、送信先の環境によっては問題があります。

通信速度が遅い回線や、容量に余裕のない通信端末を利用している場合は、通信障害や端末の不調を招きます。

いつもと同じ行為が、相手先によっては、迷惑になってしまうことがあります。

写真を送信するさいには、その利用方法(単なる確認用か、それとも納品用か)によっては、容量を減らして送信するなどの配慮が必要となります。

 

ネチケットの意義

以上のネチケットは、ほんの一部です。

将来的には、技術の進歩によりこれらの例が問題のない行為となる可能性もあります。

しかし、新しい技術の展開によっては、新しいネチケットが必要となることも考えられます。

 

インターネット以外の日常生活でも、当てはまる内容のエチケットがほとんどですので特に難しい話ではありません。

相手の立場になって、同じ行為を受けたら、自分はどのような気持ちになるのかを想像することができれば、納得できる内容のものばかりではないでしょうか?

 

インターネット上には「ネチケットとは?」などの題名で、たくさんのネチケットが紹介されています。

これからインターネットの利用をはじめる人や、ネチケットを再確認したい人は、検索エンジンで「ネチケット」を調べることをおすすめします。