インターネット・オークションの被害と対処法

高額な商品を、思いもよらない安価で購入することができるインターネット・オークションの醍醐味は、経験したことのある人にしかわからないと思います。

逆に、市販されている新品を購入した方が安かった、というようなこともあるのも、またオークションです。

しかし、落札した商品が届かなかったり、違う商品が届いたりすることまでは、予想していないのが通常です。

国民生活センターに届いただけでも、昨年度は、6892件の相談があったとのことで、あいかわずインターネット・オークションの世界では、詐欺行為が横行しているようです。

 

これだけ新聞などでも話題になり、逮捕者も続出しているにもかかわらず被害者がでることは、不思議な現象ですがそれが現実です。

どのような対策をとれば、自分自身が被害者になることを防ぐことができるでしょうか?

 

インターネット・オークションとは?

出品された商品に対して、購入を希望する人が、少しずつ購入金額をあげていき、あらかじめ決められた終了予定時刻になると、もっとも高い金額を提示した人が落札する、というおなじみの手法でおこなわれている、インターネット・オークションです。

出品者が、あらかじめ、これ以上の金額でないと売却したくないと考える金額(最低売却価格)を決めることができます。

また、もっとも高い金額で落札した人が、なんらかの事情で、購入をやめたときは、その次に高い金額を提示した人が落札することができます。

 

いくつかの運営会社が提供しているインターネット・オークションですが、それぞれ運営方針がことなっています。

銀行口座や、クレジットカードにより本人確認をおこなっている運営会社もありますが、基本的に本人確認をせずに参加できるオークションもあります。

当然、本人確認をしなければ、詐欺行為をおこなっても、当局の追求から逃げ切れる可能性が高くなるため、悪意をもった出品者が集まりやすくなります。

また、運営会社によっては、詐欺の被害にあった人に、被害額を保証する制度を提供していますが、すべてのオークションサイトで提供している制度ではありません。

 

インターネット・オークションのワナ

落札した商品が届かない、というケースが多数をしめているオークション詐欺の被害ですが、その他にも、届いた商品に問題があっても交換に応じないなどの被害もあります。

コンサートのチケットを購入したが、最初に購入した人でないため会場にはいることができなかった例や、本物として落札したブランド物のバッグが、実は偽物であった例などが実際に報告されています。

 

オークションを運営している会社自身が、詐欺行為をおこなうこともあります。

架空の人間がオークションに参加しているように見せかけて、落札価格を引き上げる方法で、適正な価格を大幅に上まわる金額で落札させるような手口です。

再度の入札をおこなうたびに、運営会社が手数料を受けとる仕組みになっているタイプのオークション(ペニーオークション)を利用することで、存在しない高額商品への入札をおこなった人から、高額の手数料を受けとっていた運営会社の役員と、社員が2012年12月に逮捕される事件もありました。

 

インターネット・オークションを楽しく利用するには?

初めてオークションを利用する場合は、そのオークションのルールを一通り確認する必要があります。

特に、詐欺にあったときはどのようなサポートをしてくれるのかが一番大事です。

オークション詐欺に関する情報をインターネット上で読んでみることもおすすします。

運営会社がしっかりしていても、実際に取引をおこなう相手は、運営会社とは別の業者や、一般の人になりますので、絶対に大丈夫とは断言できないところが、インターネット・オークションの特徴です。

 

そのオークションを提供している運営会社が、詐欺の被害にあったときに保険が適用されることを約束している場合でも、海賊商品などのように、それ自体が違法である物を対象としたオークションで詐欺の被害にあっても、保険が適用されません。

要は、新品でも普通に取引されている商品を、正当な方法で落札することにより、運営会社のサポートを受けることができる、ということです。

万が一、問題が発生した場合は、できるだけ速やかに、運営会社へ連絡する必要があります。

明らかな詐欺行為であれば、最寄りの警察へ相談することと、クレジットカードで支払をおこなっているときは、カード会社にも大至急で連絡して事情を説明する必要があります。