SSIDをつかったセキュリティ対策

だれでも、はじめて訪問する家にたどりつくためには、目印がほしいところです。

近くにある大きな建物や、公園などのわかりやすい目印があると簡単に目的地に到着することができます。

それと、おなじ理屈で、初めて接続するWi-Fi環境の目印ともいえるのが「SSID(エス・エス・アイ・ディー」です。

これが最初からわかっていれば、たくさんのWi-Fi信号が飛んでいる場所でも簡単に目当てのWi-Fi環境をみつけることができます。

 

しかし、簡単に発見できる、ということは自分以外の人にとっても、この場所にWi-Fi信号が飛んでいることが簡単にわかってしまうことを意味しています。

もちろん、自分の設置した無線親機から発信しているWi-Fi信号に、複雑なパスワードを設定していれば問題はありません。

しかし、SSIDをだれにも見えないようにすれば、セキュリティ対策としてはさらに好ましい状態になることは間違いありません。

 

SSIDは灯台のようなもの

初めてWi-Fi環境に自分のパソコン、スマートフォンなどの通信端末を接続する際には、接続する相手である無線ルータ等の無線親機から発信している電波信号をみつける必要があります。

複数の電波信号が飛んでいる場所で、接続相手をみつけるヒントになるのが「SSID」です。

このSSIDに設定された表示は、自由に変更することができますので、たとえば「○○home」や「××ルーム」などのわかりやすい表示名に変更する人もいると思います。

 

しかし、よくよく考えてみると、一度接続したWi-Fi信号の情報を通信端末に記憶し、次回からは自動的に接続できる設定にしておけば、常にSSIDを第三者が簡単に確認できる必要はありません

実際には、むつかしいことかもしれませんが、ある程度の知識があると、空中を飛んでいるWi-Fi信号を経由して運んでいるデータ通信の中身を確認することができるともいわれています。

Wi-Fi信号を自分の無線親機から飛ばしていること自体が、だれからもわからなくなるような方法があれば、それでセキュリティのレベルを少しでもあげたいと考えることは自然なことです。

特に、仕事などに関連する情報をWi-Fi環境を利用して送受信している人は、最近のニュースなどで盛んにセキュリティ対策の不備による情報の流出事件が報じられていることで、さらにその思いが強くなるのではないでしょうか?

 

SSIDを見えなくするステルス機能

実は、通信端末から検索できるSSIDの表示は、比較的容易に消すことができます。

設置している無線親機の設定画面のなかに「SSIDステルス機能」または「SSID秘匿機能」などの項目があれば、その機能を有効にすることによって、SSIDをすべての通信端末から確認することができなくなります。

この機能が、最初から有効になっている可能性はほぼありません

 

この機能を有効にすると、無線親機を設置した人のもっている通信端末からも、SSIDを確認することができなくなってしまいます。

この場合は、通常とは異なる方法で、Wi-Fi環境に接続する必要があります。

もっと簡単な方法としては、ひとまず手持ちの通信端末をWi-Fi環境に接続した後で無線親機の設定を変更してSSIDを消せば、下記のような手順をふんで、自分自身の通信端末を接続する必要がなくなります。

 

パソコンであれば、これまではSSIDをみつけて、Wi-Fi環境へ接続していたところを、コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」をひらいたら「新しい接続またはネットワークのセットアップ(Windows 7の場合)」をクリックして、つぎの画面では「ワイヤレスネットワークに手動で接続します」を選択します。

 

そして、最後に表示された画面で「ネットワーク名」にSSIDを、セキュリティの種類のメニューから無線親機に設定されているセキュリティの形式をえらんだら「暗号化の種類」のメニューから該当するものを選びます(このあたりの情報は、無線親機の設定画面で確認可能です。)。

 

最後に、設定されているパスワードを入力します。

 

次回の接続を自動化するには「この接続を自動的に開始します」との表示があるチェックボタンをクリックして、右下の「次へ」ボタンをクリックすると表示される「正常に(SSID名)を追加しました」の画面右下にある「閉じる」ボタンをクリックすれば、終了です。

 

SSIDは姿がなくても存在しています

SSIDを消すことにより、自分自身があたらしく購入した通信端末を接続するときにさえ苦労することになります。

しかし、自分が苦労するということは、SSIDもパスワードも知らない人は、通常の方法では現在利用しているWi-Fi環境に接続することができない、ということになります。

この方法に追加して、少しでもセキュリティのレベルが高い暗号方式を利用して複雑なパスワードを設定しておくことで、ひとまず今晩から枕を高くして寝ることができそうです。