IPアドレスとは?

ネットワークの世界で最も使われている用語の一つが「IPアドレス」です。

しかし、その内容を簡単に説明すると、どのような表現がピッタリくるのでしょうか?

最近は、家電電化製品の中でも特にテレビやオーディオ関連製品には、やたらとIPアドレスを設定することができるモデルが登場しています。

 

しかし、なんのために、そのような機能が搭載されているのでしょうか?

この記事では、IPアドレスに関する一般的な情報をわかりやすく紹介しています。

これからも、IPアドレスは我々の生活によりいっそう密接な関係を持ち続けるものと思われます。

それほど、身近な存在の技術であるIPアドレスに関する知識を深めることは、仕事にとっても趣味にとっても大変意義のあることではないでしょうか。

 

IPアドレスとは?

IPアドレスは、簡単に表現すると「ネットワーク上の住所」と呼べるIPアドレスです。

郵便にとって正確な住所が必要であるのと同様に、ネットワークにとっても正確なIPアドレスは大変重要な存在です。

 

「IPアドレス」は、通常は0から255までの数字を、「0」を含めた3桁×4組ならべて、それぞれの区切りを、ドットでつないだものです(192.168.0.1等)。

IPアドレスの利用される環境は、大きく分けると、会社、学校、家庭などのように、場所の限定されたネットワーク(ローカル・エリア・ネットワーク、略してLAN、ラン)と、インターネットなどのように、地球規模の広い範囲で利用する場合(ワイド・エリア・ネットワーク、略してWAN、ワン)にわけることができます。

もちろん、LANと、WANを接続することにより、LANに接続したパソコン等の通信端末から、インターネットなどのさらに広い範囲をサービスエリアとしているネットワークを利用することが可能です。

 

IPアドレスはどうして必要なの?

複数台の通信端末がネットワークに接続された状態ですと、それぞれの端末をなんらかの方法で区別する必要があります。

これは、郵便物を無事に届けるためには、相手先の正確な住所が必要であるのと一緒です。

 

ネットワークの世界で、その住所にあたるのがIPアドレスなのです。

場所の限定されたネットワークである、LANに接続された通信端末に設定されたIPアドレスを「ローカル(プライベート)IPアドレス」と呼びます

それ以外を「グローバルIPアドレス」と呼びます

 

IPアドレスが住所である以上、そのネットワークの中には、同じIPアドレスが存在することは許されません。

これは、ネットワークの規模に関係なく、守るべきルールです。

しかし、LANと、インターネットなどのWANを接続するさいには、その接続する部分に設置される通信機器であるルータの働きによって、このルールは変わります。

たとえば隣の会社の別のLAN環境で利用されているIPアドレスと、まったく同じローカル(プライベート)IPアドレスを設定した端末が、こちら側に存在しても全く問題は起こりません。

 

同じIPアドレスを設定した両方の端末で、同時にインターネット等を利用したワイド・エリアでのデータ通信が可能となります。

もちろん、こちらが依頼した必要なデータが間違って隣の会社の通信端末へ届くこともありません。

 

IPアドレスの今後

さらなる活躍が約束されたようなIPアドレスですが、インターネットで利用されるグローバルIPアドレスに関しては、いままで利用されてきた形式のものでは、絶対数が不足しています。

IPアドレスは、既に新規発行は困難な状態です。

 

そのため、現在の規格にかわる新しい規格が、利用されることが決定しており、既に一部の通信会社では利用を開始しています。

当初の予想以上に、インターネットを含むネットワークの発展のスピードが早かった、ということを明確に表している、エピソードの一つではないでしょうか?

将来的には、一般的な電化製品などの生活に密接に関わる機器には、そのほとんど全てにIPアドレスが設定されることにより、その機器の管理が遠隔からでも簡単にできるような状況が予想されます。

 

それによって、その機器の現在地(特に、盗難時に役立ちます)や、故障の有無や、その原因などの情報が、インターネット回線を経由してメーカーの保守窓口と直結することになります。

そうなれば、その機器のユーザーが、いちいち修理を依頼するためメールや電話を利用する必要がなくなるような状況も、まんざらSFの世界の話だけではなくなりそうな現状です。