新手のワンクリック詐欺、Webブラウザを乗っ取るその手口とは?

それまでの手段が通用しなくなれば、さらに新手を開発するのが人間の探究心。それは正しい分野に限ったことではありません。

最近、新手のワンクリック詐欺が登場したということは、詐欺サイトの分野でも探究心を持った開発者が存在しているということでしょう。

Webサイトを利用している人の心理を研究した結果、新たな手法を開発したワンクリック詐欺とは?

新手のワンクリック詐欺の手口とは?

閲覧すると、突然「登録完了」という表示が出てくる典型的な詐欺サイト。これを閉じても同じ画面が何度も表示されるため、やむなくカスタマーサポートの連絡先として記載されている電話番号へ連絡。

結局は相手に説得されて、今回だけはしょうがないと高額の利用料金を支払うというパターンが、新手のワンクリック詐欺です。

他にも、登録完了という画面の表示と同時にシャッター音が聞こえるという詐欺サイトも。これは単にシャッター音を再生しているだけで、実際には写真を撮影したわけではありません。これは、もしかしたら自分の顔を撮影されたのではというユーザーの誤解を利用したものです。

強制的に用意された電話番号へ連絡させるという手口も。しかも連絡先番号の頭に「186」を付加しているため、非通知設定でかけてもこちらの電話番号を知られてしまいます。結局は、電話で説得されてしまうケースがほとんどでしょう。

新手のワンクリック詐欺に対策はあるの?

一度でも詐欺サイトを閲覧すると、通常はその接続先の情報がブラウザ内に残ります。その状態では同じ詐欺サイトが何度でも表示されてしまう可能性があります。対策としてはブラウザのキャッシュを完全に消去するという方法が有効。

利用しているスマホやパソコンによって、キャッシュの消去方法は異なります。Webサイト閲覧に利用しているブラウザごとに「キャッシュの削除」や「Webサイトデータの消去」などの表示がされている機能が搭載されているはずです。

キャッシュの消去でも毎回同じ詐欺サイトが表示されるときは、そのスマホやパソコン自体を初期化する必要も。そこまでしなければ消去できないタイプのワンクリック詐欺サイトが、現時点で存在しているとは断言しませんが、存在していても不思議ではありません。

新手のワンクリック詐欺、さらに進化した手法に注意

一般的に知られているワンクリック詐欺である場合、そのまま画面を閉じれば問題が発生しないことはすでに学習しているユーザーが大多数でしょう。そうなるとさらに複雑な方法によって、ユーザーを疑心暗鬼に陥らせる必要が出てきます。

これからも新手の詐欺サイトが大量に登場すると思われます。そのなかには、今回紹介したようにシャッター音を再生してユーザーに不安な気持を抱かせて、目的を達成するようなタイプも登場するでしょう。

ほとんどの詐欺的な手法は、誰にでもある心の一瞬のスキを利用。それは世の中にインターネットが登場する前から、詐欺師が利用してきた手法です。ユーザーの心理状態を利用して多額のお金をだましとる手法に対抗できるのは、正しい情報に基づく正確な判断です。