AmazonのDash Bottonがあればボタン1つで日用品の注文OK

現在の流れから想像すれば、将来的には消耗品と呼ばれている製品の在庫を気にするような生活とはお別れできそうです。

そのような生活を可能とするサービスが米国内限定でスタートしたという話題を紹介しましょう。

このように便利なサービスが可能となったのは、新しいアイデアとネットワーク環境の進歩があればこそです。

Dash BottonはAmazonが提供する新サービス

米国のAmazon社が開始した日用品を簡単に購入できる新サービスは「Dash Botton」と呼ばれる小さなボタンを使用します。

事前にスマートフォンとペアリングされたDash Botton1つごとに、ボタンを押した際に注文する商品が記憶されています。

例えば洗濯機に両面テープで貼り付けているこの機器のボタンを押せば、あらかじめ設定されている数の洗剤を自動的に注文できます。

間違って子供がボタンを押すような状況も想定されますが、注文した際にはペアリングしてあるスマートフォンに確認メールが届くことで、誤操作に気が付つくように設計されています。

注文から30分以内であれば、注文の取り消しや内容の変更が可能であり、サービス開始当初は18の商品が対象です。米国内でのみ開始された招待制のサービスですが、洗剤以外にはかみそりの刃や飲料品などのメーカーと提携しています。

Dash Bottonは便利なボタン

このDash Bottonをスマートフォンとペアリングさせる手順は、最初に超音波を使用して両者を同期させた後で、専用アプリを使用して対応商品の一覧から割り当てる商品を選択するというものです。

その後は家庭ごとに商品の在庫がある場所へ両面テープで貼り付けるだけで完了。Amazon社によると内蔵電池によって数年間は継続して使用できるそうです。

一度注文したら商品が到着するまでの間は再度ボタンを押しても反応しないように設計されたシステムを採用していますから、注文したことを知らない別の家族が再度押しても大丈夫です。

このような仕組みが一般的になれば、購入した洗剤などの日用品が詰まった大きな買い物袋をぶら下げて歩く姿も減るでしょう。そしてAmazon社の戦略は日用品以外の分野を対象とした類似サービスにも拡大中です。

Dash Bottonは、先駆け的存在

今回紹介したDash Bottonの機能を搭載した製品を提供すべく、複数の製品メーカーのプロジェクトが進行中です。

例えばプリンター、浄水器などのメーカーが典型例となるでしょう。プリンターではインクカートリッジの交換を行う必要があり、浄水器でも定期的な浄水フィルターの交換がつきものであり、まさにDash Botton的なサービスには適した分野と言えます。

時期が来たら自動的に交換用の製品を注文するような機能も想定されているようです。

Dash Bottonのように毎回ボタンを押す必要さえないというサービスは、特に定期的な交換がほぼ習慣化している分野の製品ユーザーには大歓迎されるでしょう。