ファイル共有とは?

ネットワークに複数の通信端末(パソコン等)を接続していると、同時にインターネットを利用できるだけでなく、同じ場所のネットワークに接続することにより、はじめて利用できるようになる、いくつかの機能が存在します。

この記事では、ネットワークに接続することによって利用できる機能のうち「ファイル共有」に関して、その仕組みと簡単な利用方法を紹介しています。

会社や、学校等では、このフィル共有を利用するために、建物内に大規模な通信網を用意しているくらいですから、それだけ、多数の通信端末が存在する環境では、必須の機能といえます。

 

ネットワークに接続していないパソコンを使用して、数百人の人が仕事をしたり、勉強をしたりしているところを想像して下さい。

それぞれの連絡も、報告も、パソコンに関する質問も、書類の配布もすべて手作業でやるとしたら(もっとも昔はどこでもそうでした。)、現在のように、ネットワーク環境があるのが当たり前の状態に慣れきっている私たちにとっては、大変苦痛を感じる世界となるでしょう。

 

ファイル共有ってそもそも何ですか?

ネットワークに接続されていないパソコンで作成した書類を、隣の席に座っている上司に提出するためには、なんらかのかたちで、そのデータを外部に取り出す必要があります。

USBメモリーが手っ取り早いですが、受けとった上司がそれを保管する義務を負うことになります。

極秘情報であれば、社外に流出する可能性もあるので、その保管には、非常に神経を使う必要があります。

 

それでは、パソコンをインターネットへ接続して、メールに添付する方法はどうでしょうか?

これも、相手先のメールアドレスを間違えて入力すると、別の人へ届いてしまう可能性があります。

プリントして、金庫に入れておいてもかまいませんが、翌日になって、ファイルの内容を訂正したり追加したりしても金庫の中の印刷物には反映されません。

 

このような場合に、安全で、確実に訂正、追加した部分を確認できる方法が「ファイル共有」です。

この機能は、パソコンを同じネットワークに接続するだけでは、通常利用できません。

すくなくとも、共有したいファイルが存在する側のパソコンで、そのファイルを他の通信端末から閲覧できるように設定する必要があります。

 

ファイル共有って便利なの?

一つのファイルを、複数の通信端末から閲覧できる機能は、大変便利なのは間違いありまんせん。

しかし、便利な機能ほど、落とし穴もありますので、要注意です。

ファイルをだれでもみることができるように設定すれば、一番簡単です。

しかし、それでは外部から持ち込んだパソコン等の通信端末からでも、ネットワークへ接続すれば、大事なファイルをみられてしまいます。

 

ファイル共有を利用するときは、パソコン等のセキュリティを強化するために、ファイル共有を目的とした、他の通信端末からの接続要求に対しては、厳重なパスワードによる認証を設定することが必要です。

また、共有するファイル自体にも、別に設定したパスワードを入力しないと中身が開かないようにする対策が必要です。

さらに、セキュリティ対策ソフトのインストールも必要です。

 

パソコンがインターネットへ接続されていない環境であっても、ネットワーク上の他の通信端末からの不正な侵入を検知して、遮断したうえで、使用者に報告する機能をもっているセキュリティ対策ソフトの導入が必要になります。

施設外からの侵入は、インターネット回線への接続をやめれば、ひとまず安心ですが、インターネット回線への接続が必要であれば、業務用のファイアウォール専用機器などの設置がおすすめです。

 

ファイル共有って将来どうなるの?

これからも、今まで以上に活躍すると思われるファイル共有機能です。

現在では、ファイル共有の機能をさらに発展させて、インターネット回線を利用して、全く別の場所のパソコン等の中にある共有ファイルを閲覧することさえ可能です(VPNと呼ばれます。)。

 

十分以上のセキュリティ対策を講じたネットワークであれば、安心して重要な情報を保管することも、他のパソコンの使用者に閲覧させることも安心してできます。

ただし、このような機能は、ある程度の知識に基づいてファイル共有設定をすることにより、初めて利用できるようになっています。

これは、セキュリティのことを考えた、通信端末の利用するOSの初期設定が原因です。