スマートウォッチ「LG Watch Urbane LTE」単体でLTE通信をサポート

現在のスマートウォッチは、どのような存在でしょうか?

あくまでスマートフォンの操作を補助するための製品という位置づけになるかも知れません。

それには単独ではインターネットへ接続できないという特徴も関係しているようです。

ところが、単独でもLTE回線を利用して高速のデータ通信を可能とするスマートウォッチが登場したようです。その新製品「Watch Urbane LTE」を紹介します。

LG Watch Urbane LTEは、なにが特徴?

韓国のLG Electronics社が開発したスマートウォッチの「Watch Urbane LTE」は、単独でLTE回線に対応した初めての製品です。

これまでのスマートウォッチはあくまで同時に持っているスマートフォンを経由してインターネット回線を利用していました。

単体で3G回線に対応していた製品はすでに他社から販売されていましたが、今回発表された製品はLTE回線を利用した高速のデータ通信が可能です。

さらにLTE回線を利用した音声通話である「VoLTE」にも対応することで、競合する他社よりも数歩先をすすんでいます。

搭載しているOSに付いては、独自のOSを開発したようです。これまではGoogle社の提供している「Android Wear」をOSとして製品を開発した同社。

今回はスマートウォッチ単独でモバイル通信を行う必要があり、Android Wearでは対応できないため独自に開発しました。

LG Watch Urbane LTE、ある意味ではスマートウォッチの完成形

LTE回線に単独で接続できる機能以外では、NFC(近距離無線通信)に対応したことも興味をひきます。

これによってスマートウォッチ単体でも、商品購入時や公共機関に乗り降りする際の料金支払をキャッシュレスで行うことが可能です。

このような機能とは別に、これまでのスマートウォッチでは定番となっている各種センサーによる健康管理も可能となれば、一般的なユーザーの要求をほとんど満たした製品と言えるでしょう。

将来的には自動車メーカーとの提携によって、内蔵している各種センサーからの心拍数などのデータを利用して、事故防止などの効果が期待できるサービスの開発を目指しているようです。

すでにAudi製自動車のドアを自動で開閉したり、スマートウォッチを操作してエンジンをかけたりするシステムが完成しています。

LG Watch Urbane LTE、スマートウォッチの新しい流れ?

スマートフォンとの連携が前提となっているスマートウォッチですが、すでに次の段階へ向かっているようです。

単独でも高速データ通信に対応できる製品が、スマートウォッチの最終形であることは間違いないでしょう。

画面が狭く操作性は高いとは言えないスマートウォッチですが、単独でインターネットを利用できるメリットは無視できません。

単独で全ての機能を搭載したスマートウォッチが、今後他社からも提供されると思いますが、狭い画面でいかに操作性を高めるかという部分がポイントになるでしょう。

逆にスマートフォンやタブレットが、スマートウォッチの付属品のような存在になるかも知れません。それはスマートウォッチに「テザリング機能」が標準で搭載されることが前提となる話です。