アルゴリズムは情報処理を行う際に必要な手順が書かれた指示書

日頃からよく耳にする用語ほど、その意味を簡単には説明できないということがあります。

そのような用語の1つが「アルゴリズム」です。

「新しいアルゴリズムの採用によって、処理能力が大幅に向上しました。」という説明を聞いても、わかったようでわからないなと感じることがないでしょうか?

今回は、そのアルゴリズムを話題にします。

アルゴリズムはよく耳にする用語

数学などの分野でもよく耳にするのが「アルゴリズム」という用語です。数学の世界では、計算可能なものを計算する手続きをアルゴリズムと呼ぶそうですが、やはり分かったようでわからない表現ですね。

さらに別の表現では、問題を解決する手順を定型化した形で表したもの(=算法)とも説明するようです。

コンピューターの世界では、計算を行うときの計算方法としてこの用語を使うようです。ある計算をするときに、少しでも早く計算を終えるために、同じ結果が出るとしても複数の計算方法を比較すると思います。

足し算であれば、同じ数値が複数あるときは掛け算を併用して計算すれば、全てを足し算で計算するよりも早く計算できます。

これは全ての計算を足し算で行うアルゴリズムと、掛け算を併用するアルゴリズムを比較していると表現できます。

コンピューターでは、このアルゴリズムの違いをプログラムによって実体化します。

「今回のアップデートでは、アルゴリズムを見直すことによって、これまでの倍以上の速度で情報処理を行うことが可能となりました。」などとソフトウェアのアップデートの際に表示されているのは、このような意味と言って良いでしょう。

アルゴリズムの重要性

コンピューターにとっては、アルゴリズムの進化がそのまま性能の向上につながります。

また、これまで対応できなかった作業に対応できるようにするには、新しいアルゴリズムをプログラミングする必要があります。

コンピューターの世界だけではなく、我々の実生活の中でもこのようなアルゴリズムの比較が必要とされる状況がいくつもあると思います。

会社で書類を作成する際に、一枚目から完成させるよりも、例えるならその書類の「肝」とも言うべき重要な部分を最初に完成させて、ひとまず上司に提出します。

重要な部分に関して上司が満足していないと、他の部分を完成させても意味がありません。

重要部分の完成を優先させて、その内容に従って書類の導入部や最後のまとめの部分を完成させるほうが、より能率的なアルゴリズムと言えます。

このように常にアルゴリズムを更新しなければ、進歩はありません。

アルゴリズムの進化は必然

コンピューターの発展、そして我々人類の発展にもアルゴリズムの進化が必要であるようです。

地球規模の問題に対応するにも、それに最適のアルゴリズムを考案して実行する必要があるでしょう。

しかしコンピューターのように正しいアルゴリズムに従って行動できない人間が多いのが現状です。せめてコンピューターだけでも正しい方向に向かって、まっすぐに進化してほしいものです。

入力された正確なアルゴリズムによって、人類の存在がもっとも地球にとって害になるという事実にコンピューターが行き当たる前に、我々が目を覚ます必要があるでしょう。