ネットワークの広義の意味とその可能性

「ネットワーク=インターネット」という答えは、間違ってはいません。

しかし、大正解でもありません。

 

なぜなら、ネットワークという大きな世界の中の一つの分野が、インターネットだからです。

この記事では、よく使われる言葉なのに、実際よりもせまい意味で解釈されているネットワークの可能性を考えてみます。

 

ネットワークというと、規模が小さなものでは、自宅等に設置された無線ルータなどの通信機器に複数の通信端末(パソコン等)が接続された状態を意味することもあります。

また、地球上のあらゆる場所で利用されている巨大なインターネット網(THE INTERNETともよびます。)もネットワークの一つの形態です。

 

要は、その規模に関係なく、複数の場所、人、機器をなんらかの方式で、仮想的に接続した状態であれば、ネットワークと呼ぶことが可能です。

隣近所で協力するための互助会も、なにか問題が発生したときに備えた電話リレーの仕組みも、すべてネットワークと表現できます。

 

ネットワークの可能性

これからも、地球上、宇宙空間をふくめて、なんらかのネットワークが次々に誕生するものと思われますが、それは人類の未来にとって、かならず必要になるものがネットワークだからです。

ネットワークは人類の危機を防ぐこともできる技術です。

全国各地に設置されている我々の生活にとって必要不可欠な設備は、すべてがネットワークで接続されて、災害に対応できるようになっていることを思い出して下さい。

 

各地に設置された施設同士を結ぶネットワークが、すべてインターネット経由とはかぎりません。

予備的にインターネットを利用することはあっても、別個に専用回線を敷設している可能性もあります。

これは、使用する回線が複数あるほうが災害等の対応には効果的だからです。

しかし、実際に大規模な災害が発生すれば、通信回線を利用したネットワーク以外にも、人間同士の個人的なつながりを利用したネットワークが必要になります。

 

人間同士のネットワークを有効に活用するには、やはり通信回線を利用したネットワークを有効に利用する必要があります。

これらのネットワークは、どちらもいざというときには、必要不可欠なネットワークといえます。

そして、この二つのネットワークが、いざというときに協力することにより、その力は倍増します。

 

ネットワークは今後どうなる?

将来的には、さらなるネットワークの発展が必要となります。

現在のように、有料で提供されている通信回線のみを利用するネットワークでは、その通信会社のコスト感覚によってネットワークの質に差がでてしまいます。

それでは、地域による情報格差が発生しますので、やはり税金を投入した頑丈な通信網が必要です。

それだけではなく、住民同士の日頃からの触れ合いにより作り上げる、強固な人的ネットワークも、また必要です。

 

通信回線のみが存在しても、実際には、ネットワーク経由で得ることのできた情報にもとづいて、正しい判断をおこない、その判断に基づいて行動する必要があります。

もともと集団を構成する人間同士がネットワークをつくっておこないと、結局はみんなで一緒に破滅の道をすすむことになります。

 

通信網の発展、個人間のつながり、地域のふれあい等の全てがそろうことにより、我々の未来は、思ったよりは暗くないかもしれません。

その明るい未来を実現する一つの手段が、ネットワークの健全な発展であることは間違いありません。

世界的な貧困、地域格差、戦争等の困難な問題も、多種多様なネットワークにより解決の糸口をつくったことが過去にもありました。

これからも、ネットワークの効果は、世界中のあちこちで実証されると思います。

 

ネットワークと人類の発展

これからネットワークが発展することにより、まずは情報の地域格差が徐々に解消していくと思います。

自分の今の環境は、地球規模で考えると、

  • 恵まれている方なのか?
  • 自分たちよりも不幸な状態にある人に援助することができるのか?

 

といった疑問もすぐに解消されるのが通信ネットワークの発展の効果です。

実際にだれかを援助するには、どうしても人的なネットワークが必要です。

しかし、通信ネットワークとはことなり、簡単には国境をこえることができないのが人的ネットワークの限界です。

 

それでも、ただしい情報は、これまでも国を動かし、歴史をつくってきました。

氷山が、春の陽気によって、少しずつ溶けていくように、地球上にある数々の政治的、経済的な巨大凍土も、情報と人間の力が合わされば、もっと早くに溶けだすかもしれません。