自宅で健康診断できるのは「スマホ de ドック」があるからです

毎年欠かさず健康診断を受けている人のうち、企業などの強制ではなく自分の意思で行っている人はどの程度存在するでしょうか?

それなりに時間もかかる健康診断には消去的な人が大多数でしょう。

ところが時間もほとんど必要なく、普通の健康診断と同じ内容の正確な検査を受けられるサービスがスタートするようです。

その検査内容と、どうして自宅でも検査が可能なのかを解説します。

スマホ de ドックは自宅でできる健康診断

通信大手のKDDI社が2015年の夏からスタートする新規事業が「スマホ de ドック」です。

このサービスでは、Webサイトから申し込めば血液検査キットが届きます。それを使って微量の血液を採取したものを検査センターへ郵送するだけです。

検査の結果はWebサイトからパソコンやスマートファンで確認できるようになっています。

実際に検査キットを提供するのは提携している別会社のリージャー社です。また血液の検査はそれを専門にしているアイル社が行います。

現在の検査内容としては、一般的な健康診断と同等の14項目を対象としています。

具体的には脂質代謝、肝機能、糖代謝、腎機能、栄養状態、尿酸の各数値です。

この検査キットを使えば、自分で出血させた血液を吸引器で吸い取り、ボトルに落とすという手順が簡単に終了します。

後は結果をWebサイトで見るだけで、現在の健康状態が判明します。

スマホ de ドックは検査だけではありません。

特に検査で判明した各項目の数値に問題がなければ、それを確認して終了です。ところが数値に問題がある場合は、どのような対応を行うでしょうか?

この場合は医師の監修に従い、検査結果に基づく改善アドバイスや医学的見地からの見解が、Webサイト上の自分のページに表示されます。

単に検査した結果を数値だけで表示する訳ではありません。比較グラフなどで、視覚的に分かりやすい形にして表示するようになっています。

今のところ、4980円(税抜)で提供する予定とのことです。

この価格であれば、興味を持つ人がいても不思議ではありません。

病院に行ってせっかくの休日をつぶすこともありません。

検査の内容も一般的な健康診断と同じレベルとなれば、多数の利用者が予想される新サービスと言えるでしょう。

検査内容については、感染症の有無などの項目を今後追加する予定です。

スマホ de ドックのようなサービスは必要?

現在どの程度の人が定期的に健康診断を受けているかというと、かなり厳しい状況のようです

。企業などで健康診断を強制的に受けさせられていない限り、ほとんどの人が積極的に受けることはないようです。

例えば「メタボ診断」として知られている特定健診などは、対象者の70パーセントが診断を受けていないそうです。

自宅で簡単にできる健康診断であれば、少なくとも現在よりは状況が好転するでしょう。そうなれば国民全体の医療費の増加を抑える効果も期待できます。

早めに診断して初期の段階で問題が発覚すれば高額な治療費もかかりませんし、治療の効果も期待できます。

これまで健康診断に消極的だった人も、今年の夏からスタートする新サービスに要注目です。