Garden Sensor(ガーデン・センサー)で植物の栽培を簡単に管理

多くの人手を使って、細かい作業を行う必要のある分野というイメージが定着している農業。

確かに自然環境の影響を受ける可能性が高い点や、一定の経験と知識が不可欠な分野であることは確かでしょう。

それでも今回紹介するような製品を有効利用すれば、経験の浅い経営者であっても十分対応できると思います。

植物に適した生育条件の見極めというような長年の経験が必要となる部分に付いても、代わりに分析してくれるシステムが存在しているからです。

Garden Sensorは菜園や畑で使うセンサー

米国のEdyn(イーデン)社が開発したネットワークに対応しているIoT製品が「Garden Sensor(ガーデン・センサー)」です。

設置する場所は野外の菜園や畑となりなます。内蔵電池と太陽電池によって発電する電力を併用して約30ヶ月間は利用可能です。

この製品は植物の栽培に重要な情報である5つの数値をリアルタイムで検知できます。

その5つとは光量、気温、空気中の水分量、土中の養分です。これらのセンサーデータは無線LAN経由でスマートファンに送信されます。

専用のアプリをインストールしたスマートファンでこれらのデータを確認するができます。

もしも土中の水分量が少ないときは、このアプリからスプリンクラーの配管に設置した「Water Valve」に給水を指示します。すると自動的にスプリンクラーが給水します。

Garden Sensorからの情報を分析するのは?

問題はどの程度の給水量が必要であるかという判断です。

これは同社の提供しているクラウドサービスがセンサーからのデータを分析した結果に基づいて、最適な給水量を自動的に算出します。

センサーを土に差し込んだ部分には、土壌用のセンサーが内蔵されています。この部分から流した微量の電流によって土中の状況を分析する仕組みです。

センサーから受け取った5つのデータを分析する際には、データベース化した数千もの植物の生育条件と比較します。

センサーとなるGarden Sensorが99ドル(約11800円)スプリンクラーを自動的に操作するWater Valveが509ドル(約60500円)程度で販売される予定です。

土壌の分析から必要な給水までが、全て自動化されているところが、この製品の特徴です。

Garden Sensorは農業に進出したIoT

もっとも手間がかかる部分を機械化できるところが、IoT製品の大きなメリットであることは言うまでもありません。

これまではセンサーとしての役割が評価されてきたIoT製品ですが、この製品を開発したEdyn社では、さらに進んでデータの分析と必要な給水作業までを自動化しています。

このようなシステムが一般化すれば、少ない人数でも大規模な農場を経営できるようになるでしょう。

農業の経験が浅い人であっても、やる気さえあれば農業の世界で成功するチャンスが増えると言うことです。

しかも人件費を極力抑えることができるシステムであれば、高品質の食物を大量に安定して供給できる訳です。

当然ですが、安い価格で農作物を提供できる環境が実現します。

土壌の分析に無料のクラウドシステムを利用できる点なども、非常に意味のあるサービスと言えます。