メモリーカードにNFCの通信機能を搭載する意味は?

過去に撮影した写真が山ほどあって、それが多数のメモリーカードに保存してあるとしたら、必要な写真をどうやって探しますか?

昔メモリーカードのラベルに書いたはずの撮影日が消えていたら、全てのメモリーカードを確認する必要があります。それが大仕事になることは容易に想像できるところです。

ところがそのように困難な確認作業を、スピードアップできるメモリーカードがあるとしたらどうでしょうか?

スマートファンで簡単に中身が確認できるように設計されたメモリーカードに関する情報を紹介します。

NFCに対応したメモリーカードの存在意義は?

東芝が初めて販売を開始したNFC機能を搭載したメモリーカードは、これまでの常識からすると非常にユニークな存在です。

機能を確認するためには、NFCに対応したAndroidスマートファンに専用のアプリ「Memory Card Preview」をインストールして、このメモリーカードをかざすだけでかまいません。

するとスマートファンの画面にメモリーカードの中身が表示されます。NFCとは最近注目されている近距離専用の無線通信技術です。

日本では商品購入時の決済に利用されている「FeliCa」と互換性がある技術です。

写真であればプレビュー画面によって、どのような写真であるかが表示されます。

また最初に撮影した日と、最後に撮影した日まで表示してくれます。さらにそのメモリーカードに関する情報も表示されます。

例えば現在の使用量と空き容量のそれぞれが数値で表示されます。

そして保存されているデータがあるときは、その種別ごとの使用容量も分かります。

NFCに対応したメモリーカードが必要となる状況

多数のメモリーカードを使用する必要がある人にとっては、非常に役に立つ機能ではないでしょうか?

なぜなら、この製品では専用アプリによってメモリーカード自体に名前を入力できますから、カードに貼ってあるラベルがなくなっても問題になりません。

この名前もスマートファンにカードをかざすだけで、専用アプリの画面内に表示されます。

このような機能が今後のメモリーカードには標準で搭載されるようになるかも知れません。

すでにwi-fiに対応したメモリーカードさえ販売されている時代ですから、重要な情報を保存する可能性のあるこの種の製品には、このような進化があって当然でしょう。

おそらく現在の流れからすると、行方不明になっても一定期間は現在地を知らせてくれるような製品が登場すると思われます。

このように今後も進化すると思われるメモリーカードです。

NFCに対応したメモリーカードの可能性

以前であれば、製造コストの面から新機能を追加する余地がなかったメモリーカードです。

しかしパーツの製造コストがさらに低下すれば、今後も驚くような機能が搭載されたメモリーカードが登場するかも知れません。

すでに実現しているwi-fi機能の搭載ですが、さらに現在地を知らせることができるようにGPS機能を搭載した製品はどうでしょう。

盗まれても、自力で無料のwi-fiスポットを探してネット経由で持ち主に現在地を知らせるような製品があれば、高額であっても必要とする人は存在するでしょう。

さらに進んで、持ち主以外の人がパソコンに挿入すると、その端末が利用しているインターネット回線を経由して、持ち主に現在地を知らせるようなセキュリティ対策機能はどうでしょうか?

データの保存先という性質を持っているにもかかわらず、盗まれたらそれで終わりという感覚がこれまでありました。

それを変えるにはセキュリティ対策を考慮した製品の開発が必要でしょう。