簡単に電話を制御できるクラウド型API Twilio (トゥイリオ)

Webサイトを検索中に表示された商品を購入するために、電話をかけることがあるかも知れません。

電話に出た担当者へ希望の商品や自分の名前、住所などの情報を伝えるにはかなりの時間がかかります。

ところが、ある技術を利用するとその手間を全て省略できるようになる可能性があります。

それはWebサイトに表示されたボタンをクリックするだけで、自動的に電話を発信すると同時に、必要な情報が宛先に送信されるからです。

クラウド型APIのTwilioとは?

クラウド型APIのTwilioとは、米国のTwilio(トゥイリオ)社と日本のKDDIウェブコミュニケーションズ社が提携して、日本でも提供されているクラウド電話のAPI(簡単に機能を呼び出せるインターフェース)です。

このTwilioを利用すれば、インターネット上で一般の電話回線を経由して音声通話を行うアプリケーションを簡単に作ることができます。

Twilio社は2008年に創業した企業ですが、すでに40カ国以上でこのサービスを提供しています。

このAPIを利用してアプリを開発している人は、すでに15万人いるとのことです。

APIとは全てのプログラムを最初から作成する手間を省くために、アプリ開発者向けに提供されている部品のようなプログラムです。

仕様を確認して自分の作成しているプログラムへ加えるだけで、目的の機能を追加できる仕組みです。

そのため電話に関する知識を全て持っていなくても、電話機能を利用するアプリを開発できるところが大きなメリットとなります。

Twilioを利用すれば、便利なアプリが作成可能

例えばインターネットを利用中に、Webサイトに表示されているボタンをクリックするだけで簡単に電話をかけることができるようなアプリが予想されます。

その際に、現在表示しているWebサイトの内容を自動的に送信できれば、電話を受けた担当者は要件を聞く必要がありません。必要な情報を聞き取る必要がなくなれば、どれほど時間が節約できるでしょう?

電話だけではなくSMS、テキストの音声読み上げ、各種の音源再生、留守番電話、電話会議(最大40人参加可能)などの機能も提供されています。

もちろん固有の電話番号(050、0120、0800、アメリカの固定番号)を取得できます。

通話料はかなり安い設定となっていますが、特に同じTwilioを使用したアプリ同士では、1分あたり0.25円(税込)という格安価格を実現しています。

Twilioのような存在は必要

これから、このTwilioのAPIを使用した多数の新サービスが、日本でも提供されることは間違いないでしょう。

APIを利用して作成されるアプリがどのような形になるのかは制限されません。

そのためアイデアしだいでは、非常に大きなビジネスチャンスにつながるようなアプリが、これから開発される可能性があります。

ボタンを押すだけですぐに連絡できるような仕組みを必要としている人は、地球上には多数存在しています。

また作成した文章を読み上げてくれるシステムがあれば、声を出すことができない人でも、電話で相手に意思を伝えることができるようになるでしょう。

このTwilioがインターネットの可能性を無限に広げるAPIであることは間違いありません。