とうとうやって来た! iPhone6でVoLTEが利用できる日

これまで一部のスマートファンで利用可能だった「VoLTE(ボルテ)」のサービスです。

このサービスによって多くの人が恩恵を受けるには、多数の端末で利用できる必要があるでしょう。

そのきっかけになるかも知れないニュースがやってきました。とうとうiPhoneでも利用可能となったVoLTEサービスに関する情報を紹介します。

iPhoneでVoLTE開始とは?

4月9日以降にアップデートを行いiOSのバージョンが「8.3」になったiPhone6(6 Plus)では、新たに「VoLTE(ボルテ)」の機能が利用できます。

この名称は「Voice over LTE」を短縮したものです。簡単に説明すれば、iPhoneなどで利用しているLTE回線を利用して行う音声通話のことです。

インターネット回線を利用する音声通話としては「IP電話」が有名ですが、音声データをパケット化して送受信するという仕組み自体は似ています。

ただし通話の品質では問題のあったIP電話とは異なり、これまでの一般的な携帯電話よりも音質が向上しています。

これは、これまでの携帯通話よりも幅広い周波数帯域の音声を再現できる技術によって実現しました。特に高音部分の品質が向上していることが、利用すればすぐに分かるはずです。

IP電話とは異なり、これまでと同じ携帯の電話番号を利用して、同じ通話料で話すことができます。今のところは同じ通信キャリア同士でなければ、VoLTEとしての通話ができません。通信会社間の相互対応が望まれるところです。

VoLTEを利用するメリットがもっとも大きいのは、auユーザー?

これまでは音声通話のたびに、3G回線に切り替える必要があったスマートファンや携帯電話です。

そのため呼び出しの際に一定の待ち時間が必要でしたが、その問題もVoLTEの利用によって解消されます。さらにauユーザーにとっては非常にうれしい話があります。

これまで通常の音声通話の最中には、同時にインターネットを利用できないという問題がありました。これはNTTドコモやSoftBankとは、採用している通信方式が異なることで発生していた特徴でした。

この問題もLTE回線のみを利用するVoLTEの登場によって解消されました。唯一の問題点としては、LTE回線が利用できないか通信状況が悪いエリアでは、音声通話に問題が発生する点です。

これはVoLTEの利用を選択すると、常に音声通話ではLTE回線(4G)のみを利用する形態へ設定が変更されることが原因です。

そのため、LTE回線が提供されていないエリアではVoLTEの機能をオフにして、利用エリアの広い3G回線を使って音声通話を行う必要があります。

VoLTEによる新しい音声通話の世界

この新しい音声通話方式が今後一般的になれば、いくかは現在の3G回線の提供が終了する時期がやってくるでしょう。

その結果3G回線で利用している周波数帯を、LTEなどの別のモバイル回線で利用すれば、高速でデータ通信を行うことができるエリアがさらに広がることにもなります。

これまでと同じ電話番号で利用できる点などは、独自の番号を利用するIP電話とは異なり利用しやすい部分です。

すでに一般的になった無料通話アプリを愛用している人にとっては、高音質であっても基本的に有料である点が気になるでしょう。

すでに音声通話で料金を払うこと自体が、時代遅れと言われそうな状況です。