Wi-Fiによるインターネット接続時に接続速度が低下する現象と対処法

自宅のリビングで、Wi-Fiに接続したスマートフォンを手にもちながら、快適にYouTubeの動画を視聴していたのに、2階の自分の部屋にはいると、急に動画の再生がストップした経験がないですか?

インターネット自体は問題なく利用できるのに、なぜか次のページが表示されるまでの待ち時間が、異常に長い気がしたことがないですか?

この記事では、Wi-Fi環境でインターネットへ接続した通信端末(パソコン等)で、急に接続速度が低下する現象に対して、有効な対策を紹介しています。

 

特に、最近のインターネット上で視聴できる動画は、その画質がアップしてきました。そのため通信速度を今まで以上に必要とするのが現状です。

できるだけ費用がかからない対策があれば良いですが、場合によっては、ある程度の費用を必要とする可能性も存在します。

しかし、通信速度の低下の原因を確認せずに、高価な通信機器を購入しても、無駄な出費なることもありますので、まずはどこに原因があるのかをみつける必要があります。

 

Wi-Fiの通信速度が足りないとどうなる?

自宅や、職場で、Wi-Fiに接続された機器を利用している最中に、すこし場所をかえると急にインターネットの表示速度が遅くなることがないでしょうか?

これは、単にWi-Fiの電波信号のレベルが低くなったためにおこる現象ですので、通信機器の故障ではありません。

 

特に、自宅の一階に無線ルータ等の無線親機を設置している場合には、2階にあげると極端にインターネットの接続速度が遅くなることを体感できるのではないでしょうか?

無線親機の場所をかえることにより、現在の状況が改善される可能性もありますが、それができそうにないときは、なにかいい方法がないでしょうか。

 

まずは、現在利用している無線親機と、インターネット接続に利用している機器を確認して下さい。

最近の通信機器では、いくつかの無線LANの電波形式を選択できるタイプが提供されています。購入したときに付属していた取扱説明書を確認すればすぐにわかります。

 

Wi-Fiの通信速度は、アップできないの?

現在利用している無線LANの電波形式が「802.11a」であるときは、要注意です。

この規格は高い周波数帯(5GHz帯)を利用して、電波状態がよければ高速通信が可能です。

ところが、唯一の弱点は、高い周波数帯を使用するため、途中にある障害物による影響を受けやすい、という点です。

 

もしも、「802.11a」でなんとか接続されている状態を、「802.11g」で接続するかたちに変更すれば、当然通信環境が改善する可能性が高くなります。

「802.11g」は、「802.11a」よりも低い周波数帯(2.4GHz帯)を使用して通信をおこないますので、障害物による影響を受けにくい傾向にあります。

 

無線親機のすぐそばで利用するか、途中に障害物のない環境でしたら「802.11a」で、Wi-Fi環境に接続するほうが、実質的な通信速度は早くなります。

しかし、場所を変更する可能性があるならば、「802.11g」で接続する方が、結局は、快適に利用できます。

無線親機のそばであれば、どちらの電波型式を利用しても、表示速度に不満はでないと思います。

 

Wi-Fiの通信速度は、利用方法しだい

最近の無線親機であれば、種類によっては、「802.11a」と「802.11g」の両方の電波信号を発信できるものが珍しくありません。

パソコン等を使用する場所にあわせて、両方の信号を使い分ける方式も悪くないと思います。

無線親機の機種によっては、設定を変更することにより、同時に複数の電波型式のWi-Fi信号を発信できるタイプも提供しています。

 

複数の形式の電波信号を発信するときは、Wi-Fiの信号形式を区別できるように、通信機器を販売したメーカーで、飛ばしている信号の「SSID」を一部変更して、二つの電波を飛ばしています。

たとえば、「802.11a」方式の信号のSSIDには、その末尾に「a」と表示していたり、「802.11g」方式の信号のSSIDには、その末尾に「g」と表示して区別していたり、といった調子です。

このあたりのルールは通信機器を製造しているメーカーごとにことなります。