Wi-Fiで一部の利用者だけ通信障害が起こる理由と対処法

Wi-Fi(Wi-Fi)を利用していると、みんなで一つの無線LAN親機(無線ルータ等)を利用しているのに、自分一人だけ、どういうわけかインターネットに接続できないことがあります。

他の人が利用できているのだから、設置している通信機器には問題がないことが予想されますが、なぜ、一部の利用者だけ通信障害がおこるのでしょうか?

この記事では、そのようなトラブルが発生した場合にそなえて、解決方法を紹介しています。

 

有線ケーブルのように、通信機器からケーブルが抜けているのがすぐに確認できれば、問題はすぐに解決します。

ところが、Wi-Fi環境では、空中を飛んでいる無線LANの電波信号を利用して、データ通信をおこなっていますので、他の方法で問題の発生している原因をみつける必要があります。

 

Wi-Fiの電波は、無敵ではありません。

Wi-Fiの信号も、飛んでいく先に障害物があれば、その分信号が弱くなります。

障害物がどのような材質かによって、ある程度の違いはありますが、通信端末(パソコン等)と無線親機(無線ルータ等)の間が、直線距離では近くても、障害物の影響によって信号が弱ければ通信障害がおこることがあります。

 

電波の状態が通信障害の原因であるかどうかは、Wi-Fiに接続しているパソコン等の機器を、無線親機の近くに移動することですぐに結論がでます。

無線親機の近くでは、問題なくインターネットへ接続できるのに、いつも利用する場所では、利用できないときは、障害物の影響で、Wi-Fiの信号が全く届いていないか、それとも接続できるギリギリの電波状態であることがわかります。

 

電波状態がギリギリの状態で、Wi-Fiの信号を利用していると、つながったり、切断したりをくりかえしますので、どうしてもインターネットの表示速度が遅くなります。

もしも、パソコンの移動が大変でしたら、無線親機をパソコンのそばに移動して確認して下さい。

無線親機と、通信会社が設置したモデム等の間を長めの有線ケーブルで接続することによりインターネットへ接続できれば、やはり電波状態の問題であることがわかります。

 

Wi-Fiの電波は、条件しだい

電波状態の問題で、Wi-Fiの利用がどうしてもできないときの対策としては、まず、無線親機の場所を変更することで、電波状態を改善することです。

通信会社の設置した通信機器が、無線親機を兼用している場合は、むつかしいかもしれませんが、無線親機を別個に取り付けている環境であれば、比較的容易に対応できるのではないでしょうか。

 

無線親機の場所を、できるだけ建物の真ん中あたり、または利用している複数の部屋からの直線距離がちょうど同じくらいになる場所へ移動できれば、たった、それだけのことで電波状態は改善されます。

一階に無線親機を設置している場合は、その機器の置き場所をタンスの上などの高い場所に移動するだけでも、上の階にとどく電波のレベルはあがります。

 

できれば、二人体制で、一人が無線親機の場所を移動しながら、もう一人が、パソコン等での接続状態を確認して、もっとも通信速度が早くなる設置場所を探す方法がおすすめです。

無線親機の設置場所と、おおもとに設置したモデム等の通信機器の間の距離がはなれた場合は、その距離にあわせた有線LANケーブルを用意して、二つの機器の間を接続すれば、完了です。

 

Wi-Fiの電波は、目に見えない通路

一般的には、昔風の木造建築の建物のほうが、Wi-Fiの電波信号が遠くまで届くといわれています。

逆に、マンションのように、構造上鉄筋コンクリート造りで密閉度が高い建物は電波信号が届きにくいといわれています。

しかし、木造でも、厚みのある土壁であるときは、鉄筋コンクリートと同様の特徴をもつようです。

 

Wi-Fiの信号も、最近の規格では、いままでよりも高い周波数帯を利用して高速通信をおこなう技術が使用されていますので、その分、障害物には弱い特性もあります(周波数帯が高いと、障害物を回り込むことが困難です。)。

そのため、同じ無線親機から発信されているWi-Fi信号を利用していながら、場所によって、接続状態に大きな差がでる状況がおこりやすくなります。

 

無線親機の場所を移動しても、改善できない場合は、現在よりも無線信号の出力レベルが高いタイプの無線親機へ交換する方法もあります。

しかし、交換するまえに、本当に電波レベルの問題で接続できないのかを確認する必要があります。

また、ハイパワータイプの無線親機に交換したときも、その設置場所については、全ての利用場所でもっとも通信状態がよくなる場所を選ぶ方が、交換した効果を実感できる可能性が高くなります。