これで赤ちゃんの健康管理も万全?Temp Traqとbabyglglの登場

単なる一時的なブームに終わるのか、それとも今後の大きな流れとして定着するのかを判断するには、その新しい仕組みが、どれほど実際の生活に関わってくるのか、と言う点が重要です。

特に、現在の生活指向に合わせた製品が、次々に登場するようになると、ブームに関係なくその仕組みを自分の生活に導入する必要がでてきます。

IoT製品も、それが単なる趣味の領域ではなく、人間の生命に直接関係する分野でも、十分活躍できるような性能を備えることがあれば、とても無視できない存在となります。

最近、開発された製品の中には、赤ちゃんの健康管理の面で、非常に価値の高いものが存在しているようです。

それは、体温の監視を、継続して行うことができたり、赤ちゃんに飲ませるミルクの量や、飲ませ方自体を管理したりできる製品です。

IoTによる赤ちゃんの体温管理とは?

現在、米国の食品医薬品局(FDA)で審査中の製品であり、すぐには購入できませんが「Temp Traq」と命名された体温センサーを内蔵した製品が注目されています。

これは、赤ちゃんの体に貼り付けることができるように設計されていますので、常に、その体に温度計を接している状態となります。

センサーによって収集された情報は、この貼り付けたシール状のセンサーに内蔵されているBluetooth端末から、専用アプリをインストールしたスマートフォンに送信されます。

この機能によって、保護者が隣の部屋にいても、手元にあるスマートフォンの画面を確認すれば、現在の赤ちゃんの体温が、リアルタイムでチェックできます。

また、体温が上昇したときには、アラームを発する機能、および収集した体温データを、かかりつけの医師へ転送するような機能も持っています。

直接、赤ちゃんの敏感な肌に貼り付ける製品であるため、その安全性に関しては、通常よりも厳格な審査が必要です。

しかし、このアイデア自体は、素晴らしいものである、と評価できます。専用アプリは、複数のセンサーを同時に利用して、2人以上の赤ちゃんの体温を、一台のスマートフォンの画面で表示できる機能を提供しています。

IoTによる赤ちゃんの栄養管理とは?

赤ちゃんに、ミルクを飲ませる際には、その角度に注意する必要があります。

その角度が適切でないと、飲み過ぎになったり、ミルクではなく、空気を飲んだりすることになります。

しかし、その角度を、初心者が経験的に会得するには時間がかかります。そこで、その角度を、適切に維持できる機器が考案されています。

これは、内蔵したセンサーの検知した結果に基づいて、適正な角度を維持できるように、上下の矢印を点灯させるようになっています。

しかし、それだけではなく、哺乳瓶の重さを図ることができる機能を搭載して、その中に哺乳瓶を格納できるように設計されています。格納するたびに、哺乳瓶の重さを測ることによって、赤ちゃんに飲ませたミルクの量が判明します。

それをデータ化して、スマートフォンに送信できるようにすれば、その画面を確認するだけで、赤ちゃんの栄養管理を行うことが可能です。

このような機能を搭載したIoT機器が「Baby Glgl」と呼ばれている製品です。

まだ市販前の状態ですが、メーカーによると、100ドル(日本円では、12000円前後)で提供する予定、とのことです。

この専用アプリの機能としては、すでに記載したミルクを飲んだ量以外にも、飲んだ時刻、飲んでいた時間のデータを、蓄積できます。さらに、誤った角度でミルクを飲んだ場合には、空気を大量に飲み込んでいる可能性があることを警告する機能なども、提供しています。

IoTによる赤ちゃんの健康管理は利用すべき?

どちらの製品も、有効に利用すれば、子育てを手助けすることが期待できるものです。

特に、哺乳瓶の角度、と言うような、子育ての経験がない人には、すぐには思いつかない部分を補完する機能などは特徴的です。

自分の母親と一緒に子育てを行う可能性が、以前よりも低下している現状では、このような子育てのノウハウに基づいて設計されているIoT製品の存在は、非常に心強いのではないでしょうか?