Googleの自動運転車(ロボットカー)は完成近し?

米国のネバダ州において、2012年に初めてロボットカーとしてのナンバーを交付されて以来、公道での試験走行を継続しているGoogle社の自動運転車(ロボットカー、ドライバーレスカー)ですが、現状はどうなっているのでしょうか?

日本でも、2020年代初めまでに、高速道路上での自動運転システムを利用した走行を実現することを目指しています。

また、政府として、このようなシステムの商用化を後押しすることが決定されました。

しかし、実現までには、高いハードルが多数存在しているのもまた事実です。

 

Googleの自動運転車とは?

Googleの自動運転車とは、米国のGoogle社が独自に開発している自動運転車(ロボットカー、ドライバーレスカー)です。

すでに、公道で試験運転を行う段階まで来ています。

現在、シリコンバレーにあるマウンテンビュー市において、走行試験を集中して行っています。

2014年の夏までには、このマウンテンビュー市の全域の道路をカバーする予定であることを表明しています。

実際に、その走行している姿を観察した人によると、流れに沿った自然な運転であり、自動運転であることは、後部バンパーに表示された「self-driving car(自動運転車)」と言う文章を見なければ分からないそうです。

もちろん、前の車との車間距離は、コンピューターとセンサーによって、安全な距離を保ちますので危険はありません。

慎重すぎる運転ですと、逆に、危険な場面を生むこともありますが、その面でも特に問題はないようです。

ただし、前方の信号が「青」に変わっても、すぐに発進しないところが、人間の運転とは、異なる部分であるとの感想もあったようです。

また、カリフォルニア州では、赤信号でも安全を確認したら、常に、右折(日本では左折)することが可能ですが、その当たりのローカルルールには対応していないようです。

他にも、現在のプログラムでは危険を避けるために、急加速を行うような動作はできないようです。

しかし、交通の流れに合わせて、規制速度を上回る速度で走ることはできるそうです。

 

Googleの自動運転車の現状

このような新しい運転方法による大きな問題の一つが、事故の場合の責任の所在です。

法整備を進めているカリフォルニア州では、Google社による走行試験を認める際に、運転免許を持った人が同乗して、試験運転を行うこと、及び500万ドル以上の損害保険に加入することを条件としました。

現在の予想では、将来的に、自動運転が本格的に利用されるようになった段階で、新しく公道を走るための「許可証」を発行するようです。

そして、実際には運転しない場合でも、必ず専用の免許証の交付を受けることを、要件とするのではないかと言われています。

また、自動運転車専用の損害保険が、保険会社の新プランとして提供されることになりそうです。

Googleの開発した自動運転車の一般販売の時期に付いては、今のところ2017年頃になることが、予想されています。

しかし、FBI(アメリカ合衆国連邦捜査局)では、これを利用した自爆テロの発生や、システムを改造して、スピード制限を無効にする可能性などをすでに憂慮しているようです。

事故の減少に結ぶ付くことは、ほぼ間違いありませんが、コンピューターを利用しているシステム特有の問題も、当然考えられるところです。

ネバダ州では、すでに州内の主要道路を試験走行してその安全性を確認しているそうです。

また、実際に市販される場合、交付される自動運転車のナンバープレートの色まで決定済み、とのことですので、おそらく米国内で、最初に自動運転車が走行する州になるのではないでしょうか?

 

Googleの自動運転車のこれから

このような開発を、すでに5年間継続しているGoogle社ですが、最初は、世界中のほとんどの人が、あまりに飛躍した話である、との印象を受けたはずです。

しかし、どうやら近い将来には、米国の一部で、長年の夢が現実になりそうな状況です。

このプロジェクトが、将来的に、どの程度の利益を上げることができるのかはなんとも言えません。

しかし、このようなプロジェクトを長期間継続できるだけでも凄いことである、と認めざるを得ないところです。

これほど、無茶な事業を、いまだに思いつくことができる発想力が、米国をこれほどの大国にした原動力なのでしょうか?

日本も、とんでもない発想で、現在の感覚ではあり得ないような事業を、長期間継続できるだけの長期的な視野を持った企業が、登場することが求められるのではないでしょうか?