気球でWi-Fi環境を提供するプランを知っていますか?

もしも、上空からwi-fiの電波信号が来ればどれだけ助かるでしょうか?

特に、野外であればそのメリットは更に大きくなりますが、どうやって電波信号を発信するのかが問題です。

その答えの一つが、気球をアクセスポイントとする方法です。

実際に、この手法によるwi-fi環境の提供が、どの程度有効であるかを確認するために、いつかの実験がすでに行われています。

日本では、SoftBank社が、地上数十メートルの高さに上げた気球から、wi-fi信号を発信するシステムを開発しています。

また、米国では、Google社が、飛行機や、悪天候に影響されることのない「成層圏」に飛ばした気球で更に大規模な気球ネットワークの実験を行っています。

この気球によるネットワークは、将来的に、LTEなどの有料回線を提供する手段の一つとして、利用されることさえ想定されています。

 

気球でWi-Fi環境とは?

イベントの開催などで、一時的に、ネットワークへのアクセスが集中する場合にアクセスポイントとして利用するために、気球を上げてwi-fi信号をそこから発信するような利用方法がひとまず考えられます。

更に、そのような気球によるネットワークを、常に提供することができれば、現在のLTE回線などのモバイル環境ではどうしても対応できなかったエリアでも、モバイル機器からインターネットへ接続することが可能となります。

現在のように、新しくアンテナなどの設備や通信機器の設置を必要とする、一般的なアクセスポイントの増設よりも、設備コストの面でははるかに優れた方法、と言えます。

また、そのエリアの自然環境に全く影響を与えないところも無視できないところです。

特に、Google社の計画している「Project Loon」では、単に、無料の無線LANネットワークを提供するだけではありません。

現在、一般的に利用されているLTE回線を提供している通信会社に、気球で構築したネットワーク全体をそのままレンタルする形態まで想定しているようです。

この方法によって、自社で、独自にサービスを提供する場合に必要となる利用する周波数帯域に関する免許を新たに取得する必要がなくなります。

気球同士も、高速のデータ通信を行うことによって、将来的には世界中の全てのエリアに対して、上空からモバイル回線のサービスを提供できるようになることを目指しています。

 

気球でWi-Fi環境にメリット

野外であれば、基本的に、障害物の影響を受けないところが、最大のメリットです。他にも、設備コストを低く抑えることが出来る点も重要です。

これまで、財政的に、通信設備まで手が回らなかった地域であっても、受信アンテナの設置によって、すぐにデータ通信を行う環境を手に入れることが可能です。

例えば、SoftBank社のシステムでは、1つの気球によって、直径600メートル程度のエリアに、電波信号を届けることが可能とのことです。

それほど広いエリアをカバーできるのであれば、災害時などに、一時的に気球を飛ばすことによって、一般的な通信回線の代わりとして十分利用することが可能です。

 

これから、どのような形態で提供されるのかは確定していませんが、どちらにしても、かなりの可能性を感じさせる分野ではないでしょうか?

GPSのように、地球上のほとんど全てのエリアをカバーするような、気球ネットワークが実現すれば、現在のようにあちこちにモバイル回線用のアンテナを立てる必要がなくなります。

建物の上に、室内用の受信アンテナさえ設置すれば、室内からでも気球ネットワークへ接続することができるようになれば、地デジや衛星放送と同じ感覚でアンテナさえ設置すればすぐに利用できるサービスになりそうです。

 

気球でWi-Fi環境のこれから

想像すればするほど、色々な可能性が出てくるサービスです。

まずは、同じ地球上でも、ネットワークの整備が大幅に遅れているエリアへ、他の国と同じ環境で利用できる通信サービスを早急に提供する必要がありそうです。

一定の広告を表示することによって、無料で利用できる通信サービスなどが、今後予想されますが、全ての国で、一定の品質の通信サービスを利用できる環境が、実現することによるメリットは、とても大きなものとなりそうです。

地球規模で、どのような問題が、現在発生しているのかを、全ての国の人が正確に把握することは、現在、発生している種々の問題を、根本的に解決するきっかけになるかも知れません。

特に、正しい情報を得ることさえ、困難な地域に住んでいる人にとっては、ネットワーク経由で得ることのできる正確な情報は、お金や、食料と同じ程度に貴重なものとなるでしょう。