プライベートDMPとは効率的な広告配信手法

どうせ広告を打つならば、それが宣伝するサービスや製品などを、本当に求めている人に対して行いたいものです。

この当然な要求を満たすには、宣伝を行う対象を、一定のルールに従ってデータベース化する必要があります。

しかし、それを手作業で行っていてはどうしようもありません。

その作業にかかる時間を考えたら、手当たり次第に広告を出したほうが効果がありそうです。

しかし、現在では、コンピューターを利用すれば一瞬でデータベースが完成します。

 

では、完成したデータベースの中から、どのような基準によって、広告を配信する相手をさがすのでしょうか?

このような場合に、これまで蓄積したデータに基づいて、できるだけ効果的な広告を行うために利用するのが「プライベートDMP」と呼ばれている仕組みです。

では、この仕組みを利用すると、どのような効果が期待できるのでしょうか?

 

プライベートDMPとは?

まず「DMP」の単独の意味は、インターネット上で様々なサービスを利用した、多数の人の対応データを蓄積したもの、及び、その企業が独自に持っているデータなどに基づいて、できるだけ効果的な広告を行うための基盤です。

これに「プライベート」と言う文字が付くと、どのような意味になるのでしょうか?

外部のシステムに蓄積したデータと、その企業が独自の基準で収集した購買情報や、ユーザー毎の個別情報や、これまでの働きかけに対する反応などのデータを、組み合わせて広告を配信する相手を決定する手法である、と表現することができます。

外部に蓄積した情報では、ユーザー毎の細かい購買傾向は分析することができません。

それに対して、企業の独自データを含めて、判断することができれば、その精度は更に向上することになります。

結局は、無駄な広告を配信する必要が無くなりますので、広告コストの削減と、ユーザーに対して、不要な広告を受け取ることによる、精神的な負担を与える必要がなくなります。

無駄な広告配信を無くすことによって、ユーザーとの信頼関係を損なう可能性が無くなる点は、当事者にとっても一石二鳥の状況となります。

 

プライベートDMPの効果

ウェブ上にある、ビッグデータと呼ばれている大量のデータは、有効に利用するためには、それなりの分析方法が必要になります。

その企業が、独自に持っているデータと合わせることによって、ビッグデータを、有効利用することが初めて可能となります。

つまり、ビッグデータ、と言う大きな金脈の中から、実際に金を掘り出すために、別の場所に保管している独自データを利用する必要があります。

 

一例としては、自社で提供しているWebサイトの中のどのページを閲覧したのかを、クッキーの情報から確認したものを、まずはデータベース化しておきます。

そして、Webサイトへアクセスした人が、自社の顧客となった段階で、閲覧したページの内容と、独自に取得した顧客情報から、配信する広告の内容を、個別に決定する手法などが実際に採用されているようです。

どのWebページを閲覧したかを追跡できる、クッキーの情報は、そのままでは有効利用できる範囲に制限があります。

しかし、それが顧客情報と結びつくことによって、価値のあるデータに化けることになります。

 

プライベートDMPの未来

顧客情報を利用する仕組みである以上は、そのデータの保管には、当然、神経を使う必要があります。

しかし、このような方法によって、非常に効果的な広告配信を行うことが、可能となれば、将来的に企業の広告コストは激減することが予想されます。

その浮いたコストを、新製品の開発などの部分に回せば、企業としての競争力も、当然向上することになります。

 

企業が行っている広告に関するコストは、その半分が無駄になっている、と一般的には、言われているようです。

しかし、どの部分が無駄であるのかを判断することは容易ではありません。

それよりも、どの部分が有効であるかを、明確にできる仕組みを採用する方が、好ましいことは言うまでもありません。

そのような傾向が進めば、受け取る側の状況からすると、全くあり得ない内容の広告の配信を、受けざるを得ない、現在の状況が改善されることが期待されます。