ネイティブ広告は悪?Google Adsenseや忍者AdMaxの配置について

インターネット上で、目当ての記事を閲覧していると、かならず目に入るのが各種の広告です。

これが、記事の周りに多数存在している風景も、インターネット上では極当たり前のものですしかし、はっきりと広告であることが明示されている限りは記事と間違えることはありません。

広告であることが分かっていると、記事のみを閲覧したら、次のページの記事を閲覧するため画面を変更してしまいます。

よほど、魅力的な内容の広告でない限りはそれが普通の対応です。

 

これでは、広告を表示している意味がありません。

そこで、最近の流れとして、広告でありながら、お目当ての記事の一部とも見えるように配置されたものが増えています。

一般的に、このようなタイプの広告を「ネイティブ広告」と表現します。

広告を提供している側にとっては、非常に有効な手法ですが、問題はないのでしょうか?

 

ネイティブ広告とは?

ネイティブ広告とは、広告でありながら、そのWebページへ訪問した人が閲覧することを希望している記事のテーマに合わせるように表示させるものです。

これまでのように、特定のサービスや製品を全面に押し出して宣伝するのではなく、いかにもその記事の内容から自然に出てくるように配置されています。

すぐには、広告とは気づかない可能性もあります。

具体的にはGoogle Adsenseなどがあります。

Google AdsenseはWebサイトやBlogなどに貼られる広告ですが、これを閲覧者がクリックするとサイトやBlogの運営者に1クリックあたり数円~数百円の金額が還元されます。

類似のものとしてアイモバイル(i-mobile)や忍者AdMaxなどもあります。

このような広告を記事の中に巧みに仕込み、閲覧者にクリックさせているケースが多々見られます。

 

本来であれば、そのWebページの記事や、コンテンツと広告ははっきりと分けるべきものです。

しかし、記事や、コンテンツの内容との関連性が高いものであれば、完全に別のものとして扱うことは困難です。

これまでは全く別の存在であった広告を、そのWebページ全体と一体化して魅力的な記事やコンテンツとして提供する手法が一つの流れになっている、と言うことができます。

興味を持った記事や、コンテンツを閲覧するといつの間にか、そのWebページを提供している側の広告戦略に、まんまと乗せられていることになります。

 

ネイティブ広告の問題

面白そうな記事なので、最後まで読んだところで、それが全体としては、広告に該当するものであることに気が付くとしたらどうでしょうか?

先に述べたGoogle Adsenseの広告は記事の最後にさり気なく配置されていることが多いですが、これは「読者が面白い記事を楽しむことができた」と言う余韻を壊してしまいます。

どんなに穏やかな人でも、他人の仕掛けたワナに落ちることは望みません。

実害がなくても、インターネット上で、片足が、落とし穴に落ちることは、決して気分の良いものではありません。

 

ある程度の良識を持ち合わせている業者であれば、Webページの中にその記事が広告であることを表示するようですが、本当に、広告としての宣伝効果を期待するのであれば当然でしょう。

インターネット上とは言え、信頼感がなければ、どんなに魅力的な製品であっても、広告のみで購入する人は稀ではないでしょうか?

広告として、非常に効果的な手法であることは、間違いないようですが、基本的には、読者の気持ちを優先した内容でなければ効果は期待できません。

 

ネイティブ広告のある環境

商品の宣伝によって、莫大な利益を得ることができるインターネットの世界では、その利益を増加させる新しい広告手法が、今後も開発されることが予想されます。

良質な記事などのコンテンツを求めて、インターネットを利用する側と、何とかして、商品の購入へ結びつけたい、と考える側とでは、もともと目的が異なります。

動機を明確にすると逃げられてしまう可能性が高くなるため、どうしても、それを隠しながらも目的を達成する手段を考えがちですが、その点ではネイティブ広告は効果的である、と評価できます。

最初から、広告であることがはっきりしていても、それが気にならないような内容のコンテンツを、提供することができればそれが一番です。

しかし、そのような内容のコンテンツを作成することは非常に骨の折れる作業となります。

それでも、提供する側の希望を、そのまま表現したようなものでは、反感を買うことはあっても広告としての効果はありません。

やはり、広告が、主な目的であったとしても、それなりの努力によって、価値のあるWebページを読者に提供する必要があるようです。