SSL証明書とは?インターネットは安全になる?

インターネット上の安全を実現する仕組みはいくつかありますが、その中でも、情報を暗号化して送受信することができる「SSL」は、かなりの信頼を得ているセキュリティ対策の一つです。

この方法を採用しているWebサイトを利用している限りは、例え、セキュリティ対策を行っていないwi-fi環境であっても、盗まれたデータから通信内容を確認することは非常に困難です。

 

しかし、この仕組みを、Webサイトへ導入するには、かなりの手間と、料金が必要であることから、全てのWebサイトが全面的に採用している訳ではありません。

この仕組みを採用する際に、かならず取得することが求められる「SSL証明書」を、無料で取得できるサービスが提供されているようです。

このような流れが加速すれば、将来的には、ほとんどのWebサイトがSSLに対応する可能性が出てきました。

 

無償で利用できるSSL証明書とは?

運用しているWebサイトを、セキュリティ対策の行われたものとするために必須となる情報です。

そのサイトの住所とも表現できる「URL」の表示が「https」からはじまります。

個人が運用するのか、それとも企業が運用するのか、によって、この証明書の発行に必要な認証方法は異なります。

企業であれば、その存在を証明する書類(登記事項証明書)の提出と、証明書を発行する側の審査が必要となります。

また、継続して、証明書を利用するには、1年毎に、一定額の対価を支払う必要があるのが通常です。

 

このように、有料であることが当たり前である世界で、同じサービスを無料で提供している団体も存在します。

例えば、StartCom(スタートコム)社が管理している「StartCom認証局」では、1年間の有効期限であれば、無料でSSL証明書を発行しています。

企業などで、実在証明が必要であれば、有料(約6000円で、2年間有効)となりますが、個人であれば、ドメイン名と、メールアドレスを利用して行う「ドメイン認証」でも、証明書を取得することが可能です。

この方法を利用して、インターネット経由で、認証を完了すれば、Webサイトの暗号化に必要な情報をすぐに取得することが可能となります。

 

無償で利用できるSSL証明書は活用すべき?

将来的には、完全無料で取得できるものが、一般的な存在になることが予想されます。すでに紹介したStartCom以外にも、2015年の夏には、更に、無料で証明書を発行する取り組みである「Let’s Encrypt」が、スタートする予定です。

この取り組みでは、ドメインの所有者であれば、簡単に証明書の取得、インストール、及び更新などの手順を自動化することを予定しています。

無料で取得した上に、更に無料で更新できる点では現在の無料SSLサービスよりも一歩進んだものと言えます。

 

現在では、ある程度の知識を持っている人が対応する分野である、Webサイトのセキュリティ対策ですが、今後は、その常識が、少しずつ変わっていくことが予想されます。

まだ、スタートしていないため詳細は不明ですが、ほとんどの手順を、自動化することを予定している「Let’s Encrypt」のような取り組みが、世界規模で行われることによって、インターネットのセキュリティレベルが、全体として大幅に向上することが期待されます。

 

無償で利用できるSSL証明書の可能性

現在、Webサイトの運用を行っている人は、それが、趣味レベルのものであっても、無料のSSL証明書の取得を検討してはどうでしょうか?

企業などで利用している、業務用システムであれば、必須の作業ですが、趣味で運用しているWebサイトであっても、今後は、セキュリティ対策を強化することが一般的になるかも知れません。

 

今のうちから、そのような状況に備えることによって、インターネットの世界の常識の変化に対して、慌てることのないようにしたいものです。

とりあえずは、1年の有効期間であれば、すぐに証明書を取得する手段があります。

興味半分でも構わないと思いますので挑戦してみる価値はありそうです。