ドコモ、LTE回線のXi(クロッシィ)の通信速度制限を一部撤廃

大きな変革は、突然やってくるようです。確かに、モバイル回線を利用している人が、これまで切望してきたのが速度制限の撤廃でした。

今回、その一つである、直近3日間の通信容量による速度制限が、通信キャリアの一つであるNTTドコモによって撤廃されました。

例え、これがなくなっても、もう一つの制限は残りますので、全面的に開放された訳ではありません。しかし、一歩前進であることは間違いありません。

 

このような決断が、多数の利用者が存在するモバイル回線の一つを運用しているドコモによって、行われたことには、驚いた人が多いのではないでしょうか?

この決断による影響は、これからどのような形で現れるのでしょうか?

できれば、モバイル回線の利用者にとって、好ましい形で、今後の業界標準が推移していくことが望まれます。

 

直近3日間の通信速度制限の撤廃とは?

高速データ通信に利用されている、ドコモが提供している「Xi(クロッシィ)」回線で、全ての端末に対する制限であった「直近の3日間のデータ利用量」による速度制限を、FOMA端末に限定する形へ変更したことです。

この変更によって、スマートフォンを含めたFOMA端末以外の利用に付いては、少なくともこの制限の適用がなくなりました。

もちろん、この制限以外にも、月間のデータ利用量による制限は存在しますが、これまでのように、2つ存在していた速度制限の基準が、基本的に1つのみになります。

FOMA端末にだけ存在する制限ですが、3日間のデータ利用量に付いては、変更後の規定では「300万パケット以上」となっています

以前から存在していた、この制限に付いては、月間のデータ利用量による制限とは異なり、オプション料金を払っても、制限を外す方法がありませんでした。

特に、テザリング機能を利用して、ノートパソコンや、タブレット類を、インターネットへ接続する場合に、これまではかなり気になる制限でした。

やはり、モバイル回線を利用する際には最後のハードルと言える制度です。

 

直近3日間の通信速度制限の撤廃の影響

このような対応を、複数の通信キャリアの一つが行ったことによって、競合している他の通信キャリアも追随することになりそうです。

このような競争によって、少しでもモバイル回線に存在する制限が減少することが今後も期待されます。

すでに、他の通信キャリアである、UQコミュニケーションズが提供している「WiMAX2+」では、月間の通信容量による、通信速度の制限を撤廃する新サービスが開始される予定です(2015年2月20日に受付開始)。

 

この新サービスでは、今回のドコモとは反対で、前日までの直近3日間の通信量による制限(2015年2月以降は、3GBへ増加)は存在しています。

こうなると、他の通信キャリアにおいても、これまでの制限を撤廃する新サービスが開始されるのではないでしょうか?

あくまで、WiMAX2+は、データ通信を専門に行っている、UQコミュニケーションズが提供しているサービスです。

そのため、音声通話にも対応している、ドコモなどのような通信会社とは速度制限に対する態度が多少異なるようです。

月間の利用量による速度制限を、他の通信キャリアも撤廃する時代がやって来るのかは非常に気になるところです。

月額料金が増加したとしても、実現が期待される部分です。

 

直近3日間の通信速度制限のこれから

多数の人に対して、平等にサービスを提供することは、通信会社としては当然のことです。

しかし、どうしても一部の人が、大量のデータを送受信することによって不公平な結果を招いてしまいます。

大容量のデータを送受信することを希望する人に対しては、割増料金を支払うことで、制限を解除する手段を提供していることは平等な対応と言えます。

 

本来は、通常の利用方法で、サービスを利用している人と、それなりの容量のデータを送受信している人では、倍以上の料金差を設ける必要が、あるのではないでしょうか?

もしも、そのような内容へ変更されるのではあれば、すべての利用者に対して、データ利用量による制限を撤廃する必要はないかも知れません。

どちらにしても、現在のような料金形態では、モバイル回線を利用した各種のサービスを、心から楽しめる環境からは、程遠いのではないでしょうか?