ZANO(ザノ)は手のひらに乗るマルチコプター

小さくて、高額なオモチャであっても、非常に魅力的な製品はこれまでもいくつか販売されてきました。

それらは、将来の我々の生活が、どのような姿になるのか、と言うことを予想できるところが特徴です。

しかし、それだけではなくて、かなりユニークな機能によって、これまでとは異なる楽しみを提供しているようです。

 

最近のヒット商品として、スマートフォンを使って、一人で自分の姿を撮影できるタイプの製品があるようですが、それを更に発展させた製品があります。

それが、手のひらに乗るくらいの、小さなサイズの空飛ぶ撮影マシーンである「ZANO(ザノ)」です。

実際にはどの程度遊べる新製品なのでしょうか?

 

ZANOとは?

国内では「株式会社ドゥモア」が販売を開始した、小型のマルチコプター(復数のローターを搭載)です。

通常は、39800円(税抜)で販売されている製品ですが、スマートフォン(iPhone、Androidに対応)から、専用のアプリを使用して、飛行の操作、写真、及びビデオの撮影をコントロールすることが可能です。

また、音声も記録できるように、マイクも搭載しています。手のひらに載せることができる程度の大きさで、重さも55グラムと、非常に軽量ですので持ち運びにも困りません。

最高で、約40km/hの速度を出して、10分から15分程度の飛行を持続することができます。

 

空中を浮遊しながら付属のカメラから撮影した映像を、手元のスマートフォンで確認することができますので、その映像を確認しながら飛行を操作することができます。

また、操作しているスマートフォンを追尾する機能も搭載しています。

この機能は、この機器とスマートフォンに搭載されているGPSを利用します。

その他にも、障害物を避けるために利用する赤外線や、気圧計、ソナーの機能も搭載しています。

撮影を補助するものとして、タイマーや、顔認識などの機能も利用可能です。

 

ZANOは小さなドローン

現在の仕様では、長時間の飛行ができませんので、ひとまずは部屋の中で、あくまで娯楽の範囲内で利用することになります。

しかし、将来的には、かなりの可能性を秘めた製品であることは間違いありません。

現在では、操作しているスマートフォンから15~30メートルの範囲内でしか飛行することができませんが、この製品自体が、LTE、3Gなどのモバイル回線に対応するようになれば、遠隔地からの操作も可能となります。

 

このような機能を備えると、一カ所の監視センターから遠隔地にある復数の場所を、同時に監視するような利用方法も夢ではなくなります。

防犯や、防災の分野で、少ない人数で、多くの場所を監視することができるメリットは容易に想像できるところです。

多少、価格が上がっても、このような機能面での強化を行えば、製品としての魅力はかなりのものとなりそうです。

 

ZANOの可能性

少ない人数で、大きな結果を生み出すことができる技術は他にもありますが、この製品などは、もう少し性能面で進歩すれば、すぐにでも多数の分野で活用できそうです。

無人で、利用することができるマルチコプターは、人間が踏み込むことができない場所であっても、簡単に入ることが可能です。

これまで、人間が命がけで行ってきた作業を、代わりに対応させる手段としても将来有望です。

将来的には、災害地で、大型のマルチコプターに負傷者を載せて、自動的に病院まで届けるような風景が当たり前になるのでしょうか?

 

すでに、Amazonにおいて荷物を自動的に届けるシステムが、運用前のテストを行っている、とのニュースもありましたので、それほど遠い未来の話ではなさそうです。

自分のスマートフォンを時々確認するだけで、実際に訪問していない場所の安全を容易に確認できるシステムがあれば、どれだけ助かるでしょうか?

看護師の少ない病院では、定期的にこのような機器が自動で病棟内を巡回して、映像と、音などで、入院している患者の様子を、常にチェックできるようなシステムはどうでしょうか?

他の分野でも、少ない人数で、レベルアップしたサービスを提供できる環境を構築することが可能となりそうです。