インターネットの可能性(セキュリティ監視編)

ありとあらゆる方面で活躍しているインターネット回線ですが、高齢者が安全に独り住まいを過ごすためにも利用されています。

その話の前に、現在のインターネットの利用方法は、基本的に常時接続方式です。

初期の利用方法であったダイアルアップのように、利用するときだけ接続をおこなう方法では、緊急時の対応ができませんでした。

 

現在のような常時接続の特性を生かした防犯システムはすでに一般化しています。

単なる防犯だけではなく、独り住まいの高齢者や、若年者の様子をつねに監視するシステムも、防犯システムほどは利用されていませんが、いくつかのサービスがすでに提供されています。

この記事では、実際のサービスの内容と、その将来について、いくかの情報を紹介しています。

 

インターネットの利用というと、通常は、情報を収集したり、メールを送信したり、といった利用者の積極的な行動により、はじめてその存在意義がある場合が多いようです。

しかし、監視システムのように、だれも知らないところで、密かに仕事をしているこれらのシステムがこれからも人類の未来を支え続けることは確実です。

 

インターネットによる監視の必要

核家族化がすすんでいる現在の状況では、高齢者が独り住まいで余生をすごす可能性がますます高くなっています。

しかし、訪問による対応には、どうしても限界があります。深夜の緊急事態にまで対応するには、とてつもない人員と経費がかかりますので、現実的には無理です。

その点、常時接続されたインターネット回線を利用する監視システムであれば、一カ所の監視センターで多くの高齢者を監視することが可能です。

カメラによる監視システムと、将来的には心電図等の機器と連動したシステムで、体調不良を確認できれば、迅速な対応が可能となります。

 

充電池を内蔵したモバイル通信機器を中心とした、停電にも数時間は対応できる装置を開発すれば、これ以上の対策はないと思います。

現在提供されているサービスとしては、セキュリ会社のセコムやフィリップスが日本で類似したサービスを提供しているようです。

どちらも、首にペンダント状の通信機器を装着する方式です。

 

インターネットによる監視のメリット

何といっても、情報を集中して管理することによるメリットがもっとも重要です。

個別に対応していたのでは、手遅れになるような状況でも、一カ所で集中して管理する方式ならば、すくない人員で、その何十倍ものスタッフとおなじ程度の対応能力を持つことができます。

 

これまでの話は、あくまで有料サービスを利用している場合ですが、監視システムを有料で利用することなく、監視することも可能です。

これは、購入したウェブカメラを取り付けるという方法で、その監視も、高齢者の近親者が別の場所からおこなうことが可能です。

 

近親者の全てが、自宅のパソコン等の通信端末より監視することができるシステムがあれば、わざわざ有料のサービスを利用する必要はありません。

それぞれの時間帯を決めて、順番で自宅のパソコン等の画面をみているだけでたります。

別の場所で同時に監視できれば、なおよしです。この機能をもっている商品は多数でていますが(例えば、I-Oデータの「Qwatch」)、カメラを設置する場所にも、監視する場所にもインターネット回線が必要になります。

 

インターネットによる監視の将来

現在の安定した高速回線は、このような監視システムにはピッタリの特性をもっていますので、今後も利用されつづけるものと思われます。

将来的には、だれも監視していない時間帯に、高齢者等の監視対象に問題が発生した場合でも、なんらかのメッセージを自動で送信できるようなシステムが登場するのではないでしょうか。

 

現在販売されているWebカメラの中には、住居の数カ所に設置したWebカメラの映像を、監視している側のパソコン等の画面にまとめて表示する機能をもっているものがすでに存在します。

最終的には、カメラ自身にモバイル回線を利用できる機能が内蔵されてしまい、それを好きなところに設置できるようになるかもしれません。カメラ自身が要監視者の動きに合わせて移動するタイプも予想されます。

 

遠くに住んでいる高齢の親族を心配したり、やむなく若年者のみで留守番している自宅の様子を気にしたり、といった苦労も、近い将来なくなるかもしれません。

現在のWebカメラには、音を伝える機能をもっている機種もありますので、カメラに向かって話せば、相手に伝えることも可能です。

まるで、すぐそばにいるかのような錯覚さえ覚える、インターネットの魔法です。