有線ケーブルによるデータ通信とトラブル事例・解消法

無線LAN(Wi-Fi)環境でインターネットを利用することが当たり前になっても、やはり有線ケーブルを利用しておこなうデータ通信には、魅力があります。

その安定した通信速度と、セキュリティ面での信頼性は、無視できないメリットです。

接続の状態を目で見ることによって確認できる接続形態であるため、比較的、トラブルが起こりにくいところも、有線LANの良いところですが、それでも通信障害が起こることがあります。

この記事では、特に、有線ケーブルを利用したインターネット接続に特有の問題と、その対応策を紹介しています。

 

企業等では、万が一のことを考えて、有線ケーブルでのデータ通信を義務づけているところもあるようです。

今後も、有線ケーブルを利用したネットワークは、利用され続けるものと思われます。しかし、そのトラブルに対応できる情報も必要となります。

 

有線ケーブルによるデータ通信

有線ケーブルによる通信で、もっとも優れているのは、その安定性です。無線LANのように、空中を飛んでいる各種のノイズや、他の人が使用している無線機器で利用している周波数帯がかぶることによる通信の遅延等の問題にも関係なく、一定の通信速度を維持できます。

 

同じ通信機器を経由しても、無線LANよりも高速でデータ通信をおこなうことができる部分も有線LANの特徴です。

通信端末の側にLANケーブルを接続できるLANポートがないと接続できないのが唯一の問題です。

通常は、複数のパソコンを同時に利用できるように、ルータ機能を持っている通信機器を利用することが多いようです。

 

通信に問題がある場合は、利用している複数のパソコンの全てで通信ができないのか、それとも、その1台だけの問題なのかで、ある程度の切り分けができるところも、有線LANの良いところです。

接続ケーブルを目で追っていき、途中でケーブルが通信機器のLANポートから外れていれば、それを再度さしこめば、すぐに通信が復帰します。

 

有線ケーブル、起こりえるトラブル

前の章のように、目で見てわかる問題ならば、解決も早いですが、そのようなトラブルばかりではありません。

有線ケーブル特有の問題として、ケーブルの断線があります。

これは、長年同じ方向から力が加わった結果、外からでは見ることができない内部で断線がおこります。

 

有線ケーブルの配線をする際に、壁に穴をあけるのは大変なので、ドアのすきまを利用して、LANケーブルを配線していると、どうしても、ドアを開け閉めするたびに、ケーブルに無理な力が加わります。

その結果、数年後にいきなり通信ができなくなることがあります。この場合は、LANケーブルを交換する必要があります。

 

次に、LANケーブルをさしこむLANポート側の問題です。ここの端子がさびついたり、端子の一部が壊れたりすると、やはり通信障害の原因になります。

通信機器のLANポートであれば、使用していないLANポートへ差し替えれば、問題ありません。

しかし、パソコンだと、それは無理です。修理にだしてもいいですが、パソコンの修理が有償になるならば、いっそのことパソコンのUSB端子に対応した外付けの有線LANアダプタを購入する方が、はるかに安価ですむと思います。

 

有線ケーブルのトラブル対応

有線ケーブルのトラブルは、そのほとんどが物理的なトラブルで、ケーブル自体を交換するか、使用するLANポートをかえることにより解決します。

それでも、通信が復帰しないときは、通信機器の内部に問題が発生している可能性があります。

通信機器を確認するまえに、できれば別のLANケーブルを使用しても、通信が復帰しないことを確認して下さい。

 

また、使用しているLANポートを別のLANポートへ差し替えてみて下さい。それでも、通信の障害が解消しないときは、通信機器を確認する必要があります。

まず、通信会社の提供している通信機器の後ろに別の機器を接続しているときは、それらの機器の電源を一度コンセントから抜いて、入れ直して下さい。

それでも、復帰しないときは、できれば、おおもとに設置してある通信会社の設置した機器へ直接パソコンを接続して、通信ができるかを確認して下さい。

 

その状態にすると問題なく通信できるときは、その後ろに接続してあるルータ等の通信機器を初期化することをおすすめします。

ルータ等の機器の初期化によっても、改善のないときは、その機器の故障の可能性があります。

レンタル品でないときは、その機器の購入店か、メーカーに対応を依頼する必要があります。

また、おおもとに設置してある通信機器は、通常は通信会社がレンタルで貸し出しているものです。

 

この機器が故障している場合は、すぐに提供している通信会社へ連絡する必要があります。

電話越しでいくつかの確認を行い、故障の可能性があれば、早急に対応できるような体制となっています。