インドアビューはGoogleの新サービス

Google(グーグル)の提供しているサービスの中でも、その評価がもっとも分かれるサービスが、実際にクルマに搭載したカメラから撮影した画像を利用して、町並みを表示する「ストリートビュー」ではないでしょうか?

単なる地図では、目的地まで辿り着くことが困難であっても、このサービスを利用すればすぐに目的地の様子を確認できます。

しかし、個人情報保護の観点からは問題もあります。公道からの撮影に限定しているとは言っても、プライバシーの保護に配慮する必要があるのは当然だからです。

 

このストリートビューを、特定の店舗の中の画像に限定して、提供するサービスが「インドアビュー」と呼ばれているものです。

当然、店舗側から依頼を受けて、撮影を行うためプライバシーの問題は発生しません。

これから利用する店舗を探す人にとっては、実際にその店舗の中を歩いているような感覚で、その店舗独自の雰囲気を確認することができるサービスです。

 

インドアビューとは?

特定の店舗の中を、インターネット経由で、自由に歩きまわることを可能とする、便利で楽しめるサービスです。

その店舗の中の様子を、天井から、床までの全てを、マウスの操作(又は、スマートフォンのタップ操作)で、確認することができます。

また、店舗の中の一部を、拡大することもできます。感覚的には、自分自身が、店舗に入店して歩きまわっているようなイメージです。

このサービスを利用すれば、その場所に特有の雰囲気までを、体感することができます。このようなサービスを利用して、自分の店舗のインドアビューを作成するには、まず、Googleの認定パートナーへ連絡する必要があります。

その後、来店した担当者が、平均1~2時間の撮影を行い、そのデータに基づいて、認定パートナーが、インドアビューの画像を公開します。

料金に付いては、その店舗の規模と、撮影ポイントの数に応じて、変わりますが、小規模の店舗であれば、3万円から、5万円程度になるようです。

料金に付いては、認定パートナー毎に、独自の基準で対応していますので、事前に確認する必要があるかも知れません。

しかし、その費用に十分見合うだけの内容と言えます。誰でも、初めて訪問する場所には、不安を抱きますが、その不安を解消することができるだけでも意味があると思いますが、どうでしょうか?

 

インドアビューによるサービス

単に、店舗の紹介だけに利用するのでは、もったいないとも思えますが、電車の車両基地や、フェリー乗り場からフェリーの中までの道順を案内するもの、などもあるようです。

その他にも、自動車メーカーのショールームや、城の内部を、見ることができるインドアビューなどが登場しています。

このサービスの発展によって、これまで展示場などで新製品のデザインなどを確認していた方法から、インターネット経由で、自宅などの遠隔地から、新しく発表された製品の様子を、確認する方法へ変わることが予想されます。

 

そのうち、仮想的に世界旅行をする人が、増加するようになるかも知れません。

サービスの精度がアップすれば、その分だけ、実際に訪問しなくても、気分的に満足できる人の割合が増えるようになると思います。

3D技術などと連携すれば、将来的には「仮想世界の海外旅行ツアー」などが、商品として、提供されるような時代が来るのではないでしょうか?

その他にも、新製品の発表を行う側にとっても、発表会を開催するコストとそれから受ける利益が、必ずしも吊り合わないと思えば、このサービスを利用した新製品の発表会を企画するようになるかも知れません。

 

インドアビューの表現する世界

公道から見える風景を、表示するストリートビューと、その中に存在する店舗や公共機関などの内部を確認できる、インドアビューの2つのサービスが合体すれば、どうでしょうか?

自宅にいながら、まるで、体から抜けだした魂だけが、自由に世界中を放浪するような感覚になりそうです。

許可無く撮影することがトラブルの原因であったストリートビューのサービスです。

 

しかし、管理者からの要求がない限り、撮影を行わないインドアビューのサービスによって、逆に、その価値が再評価されるようになれば、この2つのサービスが、更にレベルアップすることが期待されます。

その場所に訪問する前に、そこがどのような環境であるかを、確認できることによるメリットはかなり大きなものであり、危険予知の面からも非常に有益な情報です。