インターネット・速度アップの歴史

インターネットにとって、通信速度の向上は重要なポイントの一つです。

なぜなら、提供されているサービスを楽しむには、十分な通信速度が必要だからです。しかし、その必要とされる速度は、時代とともに上昇しました。

この記事では、これまでインターネットを利用するために提供されてきた、通信回線の速度アップの歴史をわかりやすく解説しています。

 

初期のインターネット回線で利用されたダイアルアップでの接続方法から、現在の主要な接続方法である光回線、モバイル回線を利用した接続方法へと進化した通信回線の特徴も内容としています。

今後、ますますの速度アップが期待できるモバイル通信は、これからも目がはなせない存在です。

次世代の通信規格である「G4」では、どの程度の通信が期待できるかも記載しています。

将来的には、このモバイル通信の方法でおこなうインターネット接続が一般的な形態になるのではないかと予想されます。

 

インターネットの速度アップはなぜ起こるか?

インターネットが商用利用されるようになると、どうしてもそこで提供されるサービスの求める利用環境は、その要求するレベルを上げ続けることになります。

他の企業が提供していないサービス、すでに提供しているサービスよりもさらに便利なサービスの提供をおこなうには、それなりの量のデータを、そのサービスを利用する相手方の通信端末(パソコン等)へ送信する必要があります。

 

他社の提供しているサービスよりも多量の情報を送信するには、どうしても通信速度のアップが必要になります。

その一例が動画を視聴できるサービスです。初期のインターネットでは、低画質の動画のみを提供していましたので、高速の回線を利用していない人でも、問題なく視聴することができました。

ところが、現在提供されている動画は、非常に高画質なものになりましたので、回線によっては、視聴を断念する必要があります。

 

今後も、さらに大容量のデータ通信を要求するサービスの提供が予想されます。

そのようなサービスを利用することを希望する人は、それに見合った通信速度を提供している回線を選択する必要があります。

特に、モバイル環境でインターネットを利用している場合は、利用しているエリアが新しく提供された高速通信サービスのエリアに入った段階で、利用している回線の変更を検討する必要があります。

 

インターネットの速度アップによる変化

初期の電話回線を利用していたダイアルアップの通信速度は、アナログモデムを利用した場合で最高56kbps、デジタル回線のISDNを利用した場合で、同64kbps~128kbpsでした。

この数値を現在の光回線のものとくらべると、その進歩がよくわかります。

現在提供されている光回線の通信速度は、最高100Mbps~1000Mbps(1Gbps)となりますので、ダイアルアップの通信速度の単位をそろえると、それぞれ「0.056Mbps、0.064~0.128Mbps」に該当します。

 

これほどの速度アップを実現しても、さらなる通信速度の向上を目指す意味ですが、それは将来の利用方法が決まってから、速度の向上をはかるのでは、遅すぎるということがあります。

新しいサービスがどのようなかたちになったとしても、通信速度の面でサービスの提供ができませんでした、ということが発生しないような体制が必要になるということです。

そうなると、現在の利用方法で、特に通信速度に不満を持っていない人は、よく考える必要があります。

 

今後、通信速度がアップした新しい回線サービスの提供がはじまっても、いそいで乗り換える必要はないということです。

実際、動画サイト以外のウェブページの閲覧と、メールチェックのみが主な利用目的であるときは、特に高速な通信速度を必要としません。

 

モバイル通信の速度アップによる影響

モバイル通信によるインターネットの利用は、そのサービスのエリア内であれば、場所をえらばないところが大変便利なところです。

サービスを開始した当初は、通信速度よりもその点が評価されていましたが、その後の技術革新により、通信速度の面でも飛躍的に進歩しています。近い将来には、利用場所が固定されている光回線等を利用したサービスに取って代わりそうな勢いです。

 

現在提供されているモバイル通信のうち、もっとも最新の規格では、すでに必要以上の通信速度を実現しています。

自宅や事務所等の室内と、外出先の両方でインターネットへ接続する必要があるときは、モバイルルータのみを契約することで足りそうです。

しかもこのモバイルルータの機能が最近のスマートフォンには搭載されていますので、外出先でパソコン等の通信端末等を高速でインターネットへ接続することも可能です。

 

モバイル通信の注意点としては、そのサービスが提供されているエリアを確認する必要があるということです。

通常、通信速度が向上したサービスの提供は、都市圏からはじまりますので、自分の利用する場所がそのエリアに入っているかを確認する必要があります。

今後の光回線等の使用場所が固定されたサービスと、モバイル通信の顧客獲得競争が楽しみな、現在の高速通信の近況です。