DMM mobileはDMMがスタートした格安SIMサービス

商売敵との熾烈な競争によって提供されるサービスの価格の低下と、サービス内容の向上が同時に実現することが、期待されているところが現在の通信業界の姿です。

その様子は、それまで静かに過ごしていた一般の市民までが、武器を手にして蜂起した大昔の歴史を繰り返しているようです。

しかし、手にする武器は、他の通信業者の顧客を奪う程度に魅力的なサービスの提供です。後から戦いに参加した企業であっても、業界の盟主となる可能性がまだ十分にあるところがこの戦いの特徴です。

 

現在、まるで戦国時代に突入したかのように思える状況となっているのが、各MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供しているモバイル通信サービスの世界です。

最近、新たに名乗りを挙げた新興の大名が、これまでネット通販や、ネット・レンタル業を行ってきた、株式会社DMM.com(ディーエムエム・コム)です。

後から参加するからには、単なる格安の通信サービスである以外にも、特徴的な内容のコンテンツを提供する必要があります。

実際には、どのような新兵器を用意しているのでしょうか?

 

DMM mobileとは?

他の分野では、すでに大手企業と言われても遜色のない程度の売上を誇っているDMM.com社が新規に提供を開始した、モバイル回線を利用したデータ通信、及び音声通話のサービスです。

回線自体は、NTTドコモの高速モバイル回線をレンタルしたものです。

そのため、最大で、下り150Mbpsの高速データ通信を行うことが可能となっています。

他のMVNOのほとんどが設定している、データ送受信の月間の総容量による速度制限(最大で、200kbpsに制限)も存在します。

しかし、その上限となる容量の面では、かなり魅力的な内容のサービスとなっているようです。

高速データ通信の制限容量が、それぞれ異なっている6プランのうち、最も大容量の高速データ通信が利用できるプランでは、月間のデータ通信の総容量が「10GB」で、1ヶ月の基本料金が「3680円(税抜)」となっています。これに音声通話をプラスしても「4480円(税抜)」で済みますので、かなりのお値打ち価格と言えます。

反対に、最も基本料金が低いプランでは、月間のデータ通信の容量が「1GB」になるまで高速通信が利用できて、1ヶ月「660円(税抜)」というような、非常に安価なプランも提供されています。

これに、音声通話をプラスしても「1460円(税抜)」で済みますので、高速のデータ通信には、あまり興味を持っていない人にとっては、非常に魅力を感じる部分では、ないでしょうか?

データ通信のみのプランには、SMSの機能がありませんので、利用を希望するアプリが、認証にSMSを使用しているような場合は、毎月「150円(税抜)」を追加して別個に申し込む必要があります。

低速(最大で、200kbps)でのデータ通信を行っている場合は、当日を含む3日間のデータ通信の利用量の合計が、366MBを超えた場合、及びそれ以外の場合でも、連続してデータ通信を行った時には、通信速度を制限する場合があります。

すでに月間の高速データ通信可能制限を超えたり、次の章で説明する通信速度を切り替えたりした場合が、この条件の対象です。

 

DMM mobileのおすすめポイントは?

月間の高速データ通信の通信量が、制限を超えていない場合でも、通信速度の切り替えが可能となっている点を挙げることができます。

これは、DMM mobileのマイページからログインして、最大200kbpsの低速データ通信を、強制的に選択することができる機能です(将来的には、専用アプリからでも、変更可能となります。)。

この機能によって、メールの送受信などのように、比較的データの通信速度が気にならないサービスを利用する時には、低速でデータ通信を行い、動画の視聴などで利用する時にだけ、高速のデータ通信を利用することが可能です。

 

この機能の有効利用によって、高速データ通信の月間制限容量を、かなり抑える効果が期待できます。

それでも、低速通信で、Webサイトを開いたような場合は、はじめの一定量のデータだけは、高速でデータ通信を行うような設定となっています(バースト機能)。

特に、テキストのデータを、主体にしたようなコンテンツであれば、この機能のおかげで、速度低下の影響を感じることがあまりないかも知れません。

この機能は、高速データ通信の月間の制限容量を超過した場合でも有効です。

 

DMM mobileのサービスはどうですか?

低速のデータ通信を利用している場合でも、極端に読み込みが遅延することを、極力防ぐように設計されている点は評価されるべき部分です。

その他にも、月間の高速データ通信の制限容量の余った部分を、翌月に繰り越すことが可能ですので、高額のプランに加入しても月間の制限容量が無駄になりません。

また、同時に複数の契約をすれば、月間の高速データ通信容量が「8GB」「10GB」のプランに限っては、他のSIMカードと、その容量をシェアすることができます(同一契約者で、合計3枚まで)。

その他、高速データ通信の容量を追加で購入できる点は、他の通信会社のサービスと同様ですが、追加した分は追加した月の翌月から3ヶ月後の末日まで有効です(1月に追加すれば、4月の終わりまで有効)。

 

特に、大容量の高速データ通信をモバイル回線で行う必要がある人に適したサービスかも知れません。

通信速度を、低速に設定して、高速データの利用容量を節約することが可能ですし、余った高速データ通信の制限容量の扱いにも、ユーザーが喜ぶような工夫が感じられます。

もちろん、通信端末とセットで購入することも可能ですし、現在キャンペーンによって音声通話もセットで契約すると、最大で、2ヶ月間基本料金が無料となります。

その他に、毎月の通信料の請求額の「10パーセント」に応じた「DMMギフト券」のプレゼントも、用意されています。

長く使う人にとっても、かなり魅力的な内容となる、独自のサービスを武器にして、今後の通信業界で存在感を増していくことが予想されます。

DMM mobile 公式サイト http://mvno.dmm.com/