とうとう開始、WiMAX 2+の速度制限は「3日間で上限3Gバイト」

「制限なし」という宣伝文句には、誰でも魅力を感じると思います。

ただし永久に制限のない世界はなかなか実現できないようです。その現実が通信業界にもやって来たという話題を紹介します。

通信業界ほど制限が多いところもないでしょう。多数のユーザーが同じ通信回線を利用する以上、それは仕方のないことかも知れません。とうとうWiMAX 2+にもやってきた制限とは?

WiMAX 2+にも速度制限の適用

2015年4月1日、サービスの開始当初に予告されていたとはいえショックなニュースが。それがWiMAX 2+の速度制限の開始です。

具体的には、3日間でデータ通信の総量が「3GB以上」になると、翌日の通信速度が低下します(220Mbps→1Mbps前後か?)。

LTEサービスのように速度制限がかかった場合の通信速度(LTEの場合は、送受信最大128kbpsに低下)に付いては、特に発表されていません。

2015年1月の時点では、サービスを提供しているUQコミュニケーションズの野坂社長から「YouTubeの標準画質が問題なく視聴できる程度」という説明がありました。

この制限とは別に、月間の利用容量(7GB超)による速度制限(月末まで送受信最大128kbpsに制限)が存在するWiMAX 2+。

ただしこの制限は契約したプランによって最大で25?49ヶ月間の免除を受けることが可能です(UQ Flatツープラス auスマホ割 2年、または4年)。

WiMAX 2+、自宅の固定回線の代役には向かない?

今回のような制限内容からすると、WiMAX 2+より前から提供されている「WiMAX」のように、自宅と外出先の両方で長時間利用するという形態では問題があると思われます。

いまだに速度制限のないWiMAXは、サービス開始当初から自宅でも外出先でもデータ利用容量を気にする必要のない通信手段として愛されてきました。

この先、速度的には満足できなくてもWiMAXを継続利用できれば、特に問題はありません。しかし、それは難しい相談でしょう。

数年先には、WiMAXの使用している周波数帯の全てがWiMAX 2+に引き継がれることが想定されています。

現在の利用頻度から計算すると、間違いなく「3日間でデータ通信の総量が3GB以上」という制限を超えるというユーザーは、1Mbps前後に低下した通信速度が我慢できるのかという点からWiMAX 2+の導入を検討すべきでしょう。

WiMAXは速度制限なしという時代の終わりも近い。

すでに使用している周波数帯の一部をWiMAX 2+に移行して、通信速度が低下した旧規格のWiMAX。その反対に通信速度を最大で220Mbpsまで向上させたWiMAX 2+というように、新旧の通信規格が明暗を分けているのが現状です。

「速度制限なし」という金看板によって多数のユーザーを獲得したWiMAXのサービスも、転換期を迎えたようです。LTEサービスと比べてサービス内容に大きな違いがなくなれば、後は利用料金によるメリットを前面に出すことになりそうです。

auスマホ(ケータイ)との組み合わせで、4年間(又は2年間)は月額3696円(税抜)+月間の利用容量(7GB超)による制限なし。そしてauスマホ(ケータイ)の利用料金が月額最大で934円(税抜)割引という内容をどう評価するかというところでしょう。