アイデアには自信ありただ資金がないという人に「Kickstarter」

素晴らしいアイデアはあっても、資金がないという人。

銀行の担当者に説明しても、全く理解されないという人。これからは世界中の理解者に直接資金の調達をお願いしてください。

そんな方法によって多額の資金を調達できる仕組みがKickstarter。これまでも多数のユニークで革新的な製品が、ここから誕生しています。Kickstarterという存在は、今後の製品開発の世界を変革するかも知れません。

Kickstarter、そしてクラウドファンディングとは?

不特定多数の人からインターネット経由で資金を集めて、新しい事業をはじめることができるクラウドファンディング。

そのひとつが米国の民間企業であるKickstarterです。これまで映画や音楽などの芸術分野、コンピューターゲームなどのシステム開発、その他の多くの試みに対して、資金調達の手段となってきました。

最近ではIoT(Internet of Things)に関連したユニークな製品の開発のために、このKickstarterから資金を調達するケースが増えているようです。一般的な感覚の投資とは異なり、資金調達に応じた人には、開発した新製品を受け取ったり、Tシャツなどの記念品を贈呈されたりというメリットしかありません。

少額の資金を多数の人から調達して、最終的に目標の金額にするというクラウドファンディング式の資金援助。例えそのプロジェクトが失敗しても、資金を援助した人が破算するような額ではありません。援助する側にしてみると、ユニークなアイデアを製品化する手助けができるという面で、今後の楽しみがひとつ増えるでしょう。

Kickstarterによる魅力的な製品の登場

現在、Kickstarterで資金調達を希望しているプロジェクトとしては「Dot」というものがあります。

これは超小型のヘッドセットであり、耳の中に全体が隠れてしまうほどの大きさを実現。Bluetooth接続でスマートフォンと接続できるタイプで、音楽再生では連続1時間、電話のハンズフリーでも最大で1.5時間程度しか利用できません(充電できる専用ケースが付属)。

上記の製品などは、一般的なメーカーではなかなか販売に踏み切れないようなスペックをもっているようです。

このように、一般的に考えると一部のユーザーのみが必要としている特殊な製品であっても、多額の資金を調達できるところもKickstarterの特徴。

この「Dot」のプロジェクトには3万ドルの目標金額に対して、すでに24万ドルもの資金が集まっているようです。例え短時間しか利用できなくても、超小型のヘッドセットには魅力を感じる人が多数存在するということでしょう。このように製品販売前に、その需要を確認できるというメリットもあります。

Kickstarterによる今後の製品開発

銀行の担当者の前で開発予定の製品の魅力を一生懸命説明する苦労。

そのような話が過去のものになるかも知れないKickstarterの存在。製品を評価するのは未来のユーザーであり、ある意味では銀行よりも厳しいかも知れません。

ただしインターネットのイロハも知らない年配者に、ネットワーク製品の存在価値を説明するような苦労はありません。すでに新製品の開発者と同じか、それ以上に新製品のあるべき姿に精通している世界中のユーザーが相手です。世界中に存在している目の肥えた専門家の意表をつくような革新的な世界を提示できれば、あなたの勝ちです。