全国のスマホからTOKYO MX TVを視聴OK!!「エムキャス」とは?

仕事やプレイベートで忙しい人には、テレビの前に座ってゆっくりと視聴するチャンスは滅多にないでしょう。

そんな多忙を極める人にピッタリな新サービス「エムキャス」。電車に乗っている短い時間帯にでも、テレビ番組が視聴できる無料のアプリ。

関東圏でテレビ放送されているTOKYO MXの番組が、そのまま楽しめるエムキャスとは?これは今後のテレビ放送の仕組みを根底から変えてしまう可能性すら感じる試みです。

エムキャスが実現した「スマホでテレビ」

東京メトロポリタンテレビジョン社が提供しているテレビ放送、TOKYO MX。このテレビ放送を全国どこからでも無料で視聴できるスマホ用アプリがエムキャスです。対象OSはiOSとAndroidであり、TOKYO MXのテレビ放送を同時配信します。

2015年の7月1日から実証実験が始まった新サービスですが、専用の無料アプリでは、番組表を出して右端を軽くタップするだけで、視聴予約できる機能を搭載。名作・最新アニメからTOKYO MXで独自に制作された番組まで多数のコンテンツを楽しむことができます。

スマホを利用している場所の通信環境によって自動的に画質を調整する機能を採用。そのためどのような状況においても、データ通信速度に合わせてスムーズに再生できます。現在、全ての番組を流しているわけではありませんが、新規番組が次々と追加されています。

エムキャスのよる常識の破壊

本来、TOKYO MXの番組は東京都及び関東圏の一部で地上波として流されています。対象とするのは約1,430万の世帯です。

それがエムキャスでは、全国で視聴可能となりました。ワンセグに対応していないiPhoneなどの端末でも、TOKYO MXの番組が視聴できるようになったということです。

このような方式によるテレビ番組の視聴は、これまでもロケーションフリー機器と呼ばれている製品によって、視聴者が個人的に行ってきた方式です。それを放送局自らがすすんで行うという今回の新サービス。テレビ番組の新しい視聴方法となるでしょうか?

Macパソコン、iOSデバイスなど全てのApple製端末からインターネット経由でテレビ番組を見ることができるサービスを、Appleが2015年秋にも米国で開始する見込みであることが判明しています。サービスの価格は月額4200円程度になるものと見られています。

このような新サービスの提供を放送局も参入して行うという現状。逆らうことができない時代の流れを感じるところです。この放送局の決断には、最近テレビ視聴者の絶対数が減少傾向にあるという点も大きく関係していると思われます。

エムキャスに続くのか?

TOKYO MXがスタートを切ったインターネット経由の番組同時配信。これに他の放送局が追随するのかという点が気になります。

もしも他の放送局が積極的に関与すれば、今後のテレビ放送の姿が大きく変わるでしょう。これまで行ってきた放送と同時にインターネット経由でも番組を配信する形態が理想でしょう。

将来的には、現在のように屋根に受信用のアンテナを建てる方法が廃れる可能性も秘めている今回の試み。これは視聴者離れを防ぐテレビ局の対策として有効かも知れません。できれば、録画番組の再生や過去の番組視聴を可能とするレベルにまで発展すれば、いうことはありません。